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更新日:2022年2月25日
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仙台市教育委員会が会計年度任用職員として任用していた市立高等学校に勤務する非常勤講師1名の教員免許状について、更新手続きを行っていないいわゆる「休眠状態」であったことが判明しました。
生徒および保護者、関係者の皆さまに対し、多大なるご迷惑をおかけしましたことをおわびいたしますとともに、今後、同様の事案が発生しないよう再発防止に努めてまいります。
令和2年10月1日から令和4年2月14日までの期間、市立高等学校に勤務する非常勤講師が、教員免許状の更新手続きを行わないまま授業を行っていたもの。
令和3年5月1日現在の県内教員の所有免許状の確認を行っていた宮城県教育委員会から、令和4年2月14日に仙台市教育委員会に問い合わせがあり、本事案が発覚した。
なお、当該講師は教員免許状の更新講習修了確認期限について誤認していた。
当該講師は、平成17年3月末に「中学校教諭二種免許状」を取得した旧免許状所持者であるため、更新講習修了確認期限が平成31年3月31日であった。しかし、平成30年3月末に「中学校教諭一種免許状」「高等学校教諭一種免許状」を新たに取得したことを踏まえ、自身の修了確認期限を新たな免許状の取得から10年後であると誤認していたことにより、更新手続きを行わなかったもの。
また、期限までに更新手続きがなされなかった場合、本来一種免許状も無効となるが、任用事務に従事していた仙台市教育委員会職員および学校職員が、当該講師が新たに取得した一種免許状が有効であると誤認していたために任用手続きを行ったもの。
令和2年10月1日付で会計年度任用職員として任用されて以降、これまで継続して市立高等学校1校において週当たり10時間勤務していた。
(1)対象生徒について
令和2年度:38名 令和3年度:39名 合計:77名(延べ人数)
(2)単位認定について
校長が授業の有効性と履修単位を認定しており、単位認定及び卒業に影響はない。
令和2年10月1日にさかのぼって、任用の取り消しを行った。
対象生徒に対し、本日2月25日(金曜日)に事案概要について文書で周知するとともに、校長から事案の概要を説明し、謝罪を行う。
また、対象生徒の保護者に対し、本日2月25日(金曜日)に事案概要および保護者説明会についての案内を行い、近日中に概要説明と謝罪を行う。
なお、令和3年5月2日以降に仙台市教育委員会が任用した教員の教員免許状については、本事案発覚後に調査し、更新手続きを行っていない者がいないことを確認した。
各市立学校に対し、教員免許状有効期限の確認手続き上の留意点や誤認事例等を提示し、改めて注意喚起を行う。
教育委員会における任用時の提出書類の点検手順を見直すとともに、事務管理の一層の徹底を図り、再発防止に努める。
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