住民税非課税世帯等への臨時特別給付金および冬季生活助成金の支給にあたり、支給対象世帯の希望する口座ではない口座に誤って振り込みを行った案件が発生しました。

対象となる方々に深くおわび申し上げますとともに、審査処理事務のチェック体制を見直すなど再発防止策を徹底してまいります。

1　概要

住民税非課税世帯等に対し送付した確認書には、市が令和2年度に特別定額給付金を支給した際の振込口座をあらかじめ記載しており、対象世帯においては、同じ口座への振り込みを希望する場合は確認いただき、世帯主名等を記入のうえ返送していただく。別の口座への振り込みを希望する場合は、希望の口座の情報を記入のうえ、必要書類を同封して返送いただくことになっているが、別の口座への振り込みを希望した世帯に対し、誤って、特別定額給付金支給口座へ振り込み（※）を行ったもの。また、特別定額給付金支給口座が既に解約されたものについては、振り込みができなかったもの。

※なお、特別定額給付金支給口座と異なる口座への支給を希望する場合には、口座情報の記載とともに、必要書類（本人確認書類および通帳等の写し）を添付する必要があるが、必要書類が整っていない世帯に対しても、特別定額給付金支給口座へ振り込みを行った。

2　誤った支給事務の件数　174件

（1）希望しない口座に振り込みを行った件数　151件

　1.うち、確認書に不備はなく必要書類も整っていた件数　74件

　2.うち、必要書類に不備があった件数　77件

（2）希望しない口座が既に口座解約等され、振り込みできなかった件数　23件

3　経緯

2月14日に支給対象世帯の方から、希望した口座に振り込みされていない旨の問い合わせがあり、確認書の内容を再確認したところ、希望した口座ではなく、特別定額給付金支給口座への入金処理がなされていることが判明した。そのため、2月14日までに入金処理を行った確認書31,852件を全件確認し、希望しない口座への入金処理を行ったものが174件あることを確認したもの。

4　原因

本市から事務を委託している事業者において、口座に変更がない確認書と口座に変更のある確認書（必要書類の不備があったものを含む）の仕分け作業と保管方法が不明確で、かつ、チェック作業が不十分だったことにより、両者が混在し、誤った振り込み処理を行ったもの。

5　対応

（1）希望しない口座へ振り込みを行った世帯への対応

個別に電話で謝罪するとともに状況を説明し、今後の対応についてご意向を確認する。

なお、支給した口座で問題がない旨を申し出いただいた場合は、その意向を尊重する。

1　確認書に不備はなく必要書類も整っていた案件

　希望した口座へ支給できることをお伝えする。

2　必要書類に不備があった案件

　希望した口座への支給を希望される場合は、不足している書類を提出いただく必要があることをお伝えする。

※1、2とも、希望した口座へ支給した際には既に振り込んだ給付金は返還いただく

（2）希望しない口座が既に口座解約等され、振り込みできなかった案件

個別に電話で謝罪するとともに状況を説明し、支払い時期が遅くなることを伝達する。なお、当該案件については2月17日（木曜日）に振り込む予定。

6　再発防止策

事務処理におけるチェック体制の見直しを行い、書類の仕分け作業、支給処理等にあたって次の手法により改善する。

• 振り込み処理を行う「口座に変更がない確認書」と、「口座に変更のある確認書（必要書類の不備があったものを含む）」の保管箱にその旨の明示をし、かつ近接した場所に両方の保管箱を置かない。
• 振り込み処理を行う際、バーコードを読み込み処理するが、その前に全件について、振り込み処理をして良い書類なのかどうか改めてチェックする。