市民の皆様には休館中、大変ご不便をおかけしておりましたが、このたび展示室の改修が完了し、4月20日に博物館がリニューアルオープンすることになりましたので、お知らせいたします。

平成15年に仙台城跡が国の史跡指定を受けたことによりまして、博物館では、平成19年度に「仙台城ガイダンス機能拡充等基本計画」を策定し、昨年8月末日より展示室の改修を進めてまいりました。

今回、従来の展示室を総合展示室と特集展示室の2室に改変いたしまして、総合展示室では、仙台城と城下町を大きく取り上げ、大型の年表やタッチモニター式パソコンを利用して歴史の流れと展示資料について分かりやすく解説しております。

展示ケースについては、ケース内の湿度を常時一定に保つエアタイト式を導入することにより、漆器等の脆弱な資料の展示が可能となりました。

さらに、照明には、最新のLEDを用いた照明システムを東北で始めて採用し、環境にも配慮しております。

また、博物館を含む市内8つの文化施設が連携した「仙台歴史ミュージアムネットワーク」（略称/歴ネット）の取り組みをはじめ、ソフト面でも新たな試みを始めることとしております。

博物館は、ミュージアム都市構想実現のための拠点施設の一つであり、いわば仙台の歴史と文化を学ぶときのスタート地点、入り口でもございます。

このたびのリニューアルでより魅力的になった博物館にたくさんの市民の皆様、観光客の皆様に足を運んでいただき、仙台の個性的で貴重な歴史・文化を再発見していただきたいと考えております。

4月12日（月曜日）に報道機関の皆様を対象に施設を公開いたしますので、ぜひ取材していただきますようお願いいたします。

平成22年4月6日　仙台市長　奥山　恵美子

資料

1. 博物館がリニューアルオープンします

＜この発表内容に関する質疑応答＞