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更新日:2022年3月24日
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鎖国を続けていた日本では、西洋の新しい知識や技術を学ぶことは、むずかしいことでした。しかし江戸時代の中ごろ、鎖国中でも交際があった国のひとつであるオランダを通して、西洋の知識を学ぶことが認められると、一部の学者たちの間でさかんに研究がすすめられました。こうして日本に伝えられた西洋の学問は、「蘭学」とよばれました。
蘭学の研究は、洋書の翻訳(ほんやく)を中心にすすめられました。仙台藩の大槻玄沢(おおつきげんたく)は、洋書の翻訳のほかにも、蘭学入門書をあらわしたり、蘭学塾(じゅく)を開くなど、蘭学をさらに広めるために大きな役割をはたしました。
また、仙台藩では、藩校(はんこう)である養賢堂(ようけんどう)に蘭学方(らんがくかた)がおかれ、蘭学を学ぶこともできました。蘭学は、医学、天文学(てんもんがく)など、実用的な分野でおもに活用されました。
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