キッズコーナー（仙台城と城下町）

3.仙台城と城下町

伊達政宗は1600（慶長5)年、徳川家康の許可をもらい、城を岩出山から仙台に移しました。仙台はもと「千代（せんだい）」と書き、国分氏の城があったところですが、政宗によって地名は「仙台」と改められました。政宗が城を仙台に移したのは、広大な仙台平野の中央に位置し、海にも近く、交通の便が良かったからです。仙台城の工事は1601(慶長6)年正月から始められました。また城下町の整備も同時に進められました。岩出山に住んでいた人々は仙台に移るように命令され、近郊の農民とともに城と城下町の建設にあたりました。仙台開府当初の人口は約52000人といわれています。