農業復興の記録「未来の農をこの地に」(平成27年3月発行)
東日本大震災における、津波により甚大な被害を受けた仙台東部地域の農業の復旧・復興に向けた取り組みをとりまとめました。
下記よりPDFデータで本誌を閲覧することができます。
未来の農をこの地に(PDF:26,853KB)
概要版(PDF:8,799KB)
英語版(PDF:8,499KB)
記録誌の内容
東日本大震災の被害状況
「力強く農業を再生する」農と食のフロンティアプロジェクト
東部地域を、農業が成長力のある産業に生まれ変わる拠点「農と食のフロンティア」と位置付け復興に向けたさまざまな取り組みを進めます。
1.農地復旧から営農再開まで
- 仮設ポンプの設置(平成23年3月20日~26日)
- 塩害状況調査(平成23年3月29日・30日)
- 「仙台東部地区農業災害復興連絡会」の発足(平成23年4月5日)
- 農地の除塩作業
- 排水機場の応急復旧(平成23年6月~平成24年6月)
- 農地のがれき撤去(平成23年7月1日~12月28日)
- 農地・農業用施設の復旧工事(平成23年11月~平成24年2月)
- 震災後初の営農再開(平成24年5月)
2.ほ場整備の推進
3.農業経営の支援
- 被災地域農業復興総合支援事業(リース事業)
- 東日本大震災農業生産対策交付金
- 野菜・花きパイプハウス緊急設置事業
- 農と食のフロンティア推進特区
4.平成26年度の動き
- 大規模ほ場での営農再開(平成26年5月)
- 泉佐野市「絆交流プロジェクト」
- 新しい排水機場の稼働開始(平成26年5月~)
- 六郷ライスセンター(米の乾燥調整施設)の建設(平成26年6月~平成27年3月)
被災地の今
高砂・七郷・六郷・四郎丸の仙台東部地域は、大都市仙台県の地産地消を担う、一大農業地帯です。震災で大きな打撃を受けましたが、多様な制度の活用と人・組織のつながりで逆境を乗り越え、いま、成長力のある産業として再生を果たそうとしています。本誌内では、各地区の団体が実施している主な取り組みについて紹介しています。
これからの農業を支える施策
成長力のある新しい農業の創造を目指して、どんどんと新しい挑戦が始まっています。市では、農業者が安定して経営に取り組めるよう、多様な施策を用意して農業者の挑戦を支えていきます。
1.担い手の経営再開と地域農業の復興
2.農地集積の推進
- ほ場整備事業における換地
- 農地中間管理機構(農地集積バンク)
3.集落営農組織等の法人化
4.農商工連携
5.農業の6次産業化
6.農業園芸センター再整備
東部農業地域の復旧・復興の歩み
震災発生時から平成27年3月までの復旧・復興の経過を一覧にしています。
過去の発行物
農の新風、ここに興る(平成26年3月発行)
農の新風、ここに興る(前半)(PDF:7,433KB)
農の新風、ここに興る(後半)(PDF:2,982KB)
概要版(PDF:2,521KB)
記録誌(英語版)(PDF:5,859KB)
農を拓く、食を創る(平成25年10月発行)
農を拓く、食を創る(PDF:3,587KB)