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更新日:2024年10月9日
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10月1日から敬老乗車証(の利用者負担割合の)引き上げ、25%にということですけれども、率直に今の市長のご感想というか、引き上げてみて受け止めいかがでしょうか。
もう8日たちました。まだどういう状況になっているのかということは交通局から確認はしていませんけれども、チャージにずいぶん多くの方々がおいでいただいたということでした。皆さんに、それこそお出かけの機会がしっかりと確保できているのではないかというふうに思います。ご利用いただいているのではないかなというふうに思います。まだどういう乗車状況になっているのか確認しておりませんので、私も実際、地下鉄、バス等にこの間乗車していませんものですから何とも申し上げられないところではありますけれども、高齢者の方々の外出機会の創出ということも含めて、皆さま方にお話をさせていただきました。今般、少しご負担をおかけすることにはなるわけですけれども、持続的なこの制度の維持のために、ぜひご協力をお願いいたしますということで広報させていただいているところです。きっと乗っていただいているものと期待しています。
これから乗車状況の情報収集というところだと思うのですけれども、市民団体さんによっては1割乗車数減になるのではないかなどという声を上げている方々もいらっしゃって、市長として、これから市バスは赤字もある中で、どういうふうに交通政策を打っていくのかというところ、改めて教えていただけますでしょうか。
ご高齢の皆さま方のアンケートもさまざまな声をいただく中で、この制度、少しご負担をアップすることをお認めいただいたわけですけれども、走り出したばかりですから、何とも評価はまだまだ先のことになるのだろうというふうに思います。また併せて、市バス、それからまた宮城交通さんと一緒にせんだいバスFREE+(フリープラス)も始めたところでして、総合的に公共交通をどのように持続性を上げ、また市民の皆さま方、近隣の皆さま方の利便性を高めていくかというのが課題になっていると思いますので、これからもそれらを含めた上で見ていきたいと思っています。
先日、大衡村への半導体工場の建設の計画が白紙になるという報道も含めて事業者からの発表もありましたけれども、市長としてどういうふうにまず受け止めたのか伺えればと思います。
やはり本市を含めて県内各自治体、非常に期待も大きかったわけですし、民間事業者の方々も多く期待を寄せていたと思います。そういう中でのあの発表でございましたので、大変残念に思っているところです。
その進出を受けて、仙台市ではいろいろ準備というか、体制も構築されたりあるいは職員も派遣されたり、台湾の方にですね、進めてこられたと思いますけれども、市政、市の取り組みへの影響という意味ではいかがでしょうか。
まず、少し今回配置をいろいろいたしたところですし、また本部会議も立ち上げさせていただきましたが、大方のところといいましょうか、本市ではやはりこれから半導体関連企業の誘致ですとか市内中小企業の海外進出支援というのは重要な取り組みの一つだというふうに考えておりまして、そういう意味で海外に出した職員については、今回、東北大学さんと台湾の陽明交通大学さんとが連携をするという中で、ぜひ本市も台湾の新竹サイエンスパーク、これは研究機関が集積しているところですけれども、その中に入らせていただいてあちらの研究機関ですとか企業ですとかのつながりを作りたいという、これはJSMCがこちら(大衡村)に工場を造る造らないにかかわらず、やはり重要だというふうに思っているところでございます。また担当の課長、係長なども作ったところではありますけれども、それも同じ理由でやはり必要なのではないかなというふうに思っているところです。部署で少し仕事の内容は変わってくるところもあろうかとは思いますけれども、本筋の部分は変わらないというふうに思っております。
半導体工場の誘致の撤回に限らずに、仙台市としては今後も半導体関連産業の誘致を進めていくお考えにお変わりがないのかということと、まだ台湾との交流についても引き続き続けていくということで間違いないのかと、あともう1点、市長がJSMCの撤退を知った時期について、あと、どのような経緯でお知りになりましたか。この2点伺わせてください。
後半のご質問からですけれども、新聞報道が電子版でなされたときに、それを見て初めて知りました。それからリサーチコンプレックスを形成していくということ、これは本市にとっても重要な経済を活性化する上での施策の一つだというふうに思っておりまして、そこについては半導体もそうだというふうに認識をしているところです。いずれにせよ、これから本市の経済活性化、また持続的成長のためにも、東北一円に波及効果の多いそういう企業誘致あるいはリサーチコンプレックスの形成というのはたゆみなく続けていかなければいけないというふうに思っています。
女川原子力発電所の再稼働に関連してなのですけれども、29日に再稼働すると東北電力から発表がありまして、その件について受け止めを伺えればと思います。
この間、東北電力さんは女川の原子力発電所の再稼働に向けてさまざまな安全施策を取ってこられて、国の手続きもしっかりと受けていらっしゃっての今般の再稼働ということになるのだろうというふうに思います。再稼働されるに当たっても、これからも安全かつ厳格な事業運営に努めていただきたいと思います。
先日、市内の中学3年生の女子生徒が小学生のときから継続的ないじめを受けて転校を余儀なくされたということで、学校側がいじめ重大事態と認定したということなのですが、この件についての受け止めというところをお願いいたします。
いろいろやり取りを教育委員会の方でやってきたというふうに私も聞いておりますし、そしてこのたび保護者の方がやはり重大事態として扱ってほしいというふうなことがあって調査を始める段階に進むということも聞いているところです。まだどのような形になるのかは分かりませんけれども、ご本人あるいは関係する生徒さんの声をしっかりと聞いた上で、お話しになられている当該女子生徒さんに寄り添いながら詳しい調査が進んでいくのだろうなというふうに思います。
市としてはいじめ防止に力を入れている中で、またこういったことが起きてしまったということについてはいかがでしょうか。
これもさまざま教育委員会、教育局ともいろいろディスカッションしながら進めているところです。そして全庁挙げていじめをなくす取り組み、これも進めているところです。私自身は、前にもお話ししたかと思うのですけれども、一定の効果を上げているというふうに思います。そういう中で、やはり成長の過程でいろいろと子どもたち同士のぶつかり合い、あるいはまた成長段階においてそれこそ心に傷を負うようなそういう事態も発生したり、あるいはまたさまざまないざこざの中で苦しい思いをしている児童生徒もいるということ、これについては本市もしっかりと取り組みを進めて対応していかなければいけないというふうには思っています。学校の取り組みもそうですし、また地域社会の取り組みもそうですし、そしてまたご家庭の我が子の状況というのも、やはりどういう状況にあるのかということをそれぞれの家庭でもいろいろとお話を聞いたりしてもらえるとありがたいなと。そしてもしそういうような兆候があるということであるならば、それを相談いただけたらなというふうに思うところです。
27日に投開票を予定されている衆議院議員選挙についてなのですけれども、前回2021年のときに市長は土井亨候補と岡本章子候補の両者の応援に連日伺われていたと確認いたしまして、それで今回の衆議院議員選挙について、どのような関わり方をされるご予定であるか、もし決まっていらっしゃったら教えていただきたいと思います。
まだ何も決めておりません。
また応援に行かれるとか行かれないとかも含めて(でしょうか)。
今のところ何もまだ定めていないというか、決めていないということです。ただこれだけは言えると思うのですけれども、今回の解散総選挙、まだ解散していませんけれども、異例の形で総選挙の解散日と投開票日が決定をされたわけですよね。本市としてもいろいろと準備も、今までにないものすごくタイトな日程ですから大変ですけれども準備を進めているところです。それは現職の国会議員の皆さま、衆議院議員の皆さま方もそうでしょうし、初挑戦をされる方もそうでしょうし、いろいろな方々もかなり窮屈な日程でそれぞれ頑張っておられるのだろうなというふうには想像いたします。
石破首相なのですけれども、所信表明演説の中で防災庁設置に向けて準備を進めるという話ですとか、地方に関して言えば地方創生の交付金を倍増するというようなことも申しておりまして、まず市長として、指定都市市長会の要望などもこの間あったと思うのですけれども、この辺の所信表明演説についてどういうふうに評価されているのか、伺えればと思います。
地方こそ成長の主役という発言もあったと思います。地方創生の担当大臣でもいらっしゃった石破さんですし、そしてまたさまざま、東日本大震災が発災した折にも足しげく被災地に通っておられたことも承知をしておりますし、それからまた総理大臣に就任されて能登にも行かれたようでございますし、そういう意味では災害への対応というのもしっかりとやっていただけるのではないかなというふうにも期待しています。防災庁をという議論についてはこの間もさまざまあったのだというふうに認識をしておりますけれども、どういう形にされるのかは今後国会の状況、政府の状況を見てまいりたいと思います。
明日にも首相は衆議院を解散される予定だということなのですけれども、今回の選挙の争点について、郡市長としてはどういうふうにお考えでしょうか。
人口減少が著しく進んでいる地方の状況についてどのように対応されるのか、地方創生、経済対策、さまざまあろうかというふうにも思いますし、また政治に対する信頼ということについてもやはりいろいろなことが話し合われることになるだろうなというふうに見ています。
先ほど選挙の日程が大変タイトだというふうにおっしゃっていましたけれども、前回2021年の衆議院議員選挙も短い期間での準備ということだったと思うのですが、仙台市の選挙の準備としては、どんなところで難しい、大変になっているということなのでしょうか。
ちょうど27日は宮城地区の秋まつりがございますし、秋保地区の秋のお祭りもございます。そういう意味では区役所、総合支所もお祭り対応もあれば選挙の対応もしなくてはいけない。あるいは秋のいろいろ文化発表の時期とも重なっていたり、スポーツのイベントなどもあったりで、通常使える投票所あるいは開票所を確保するということも結構難しかったのだと思うのですけれども、市選管、区選管、すごく頑張ってもらっているようで、なんとか場所の確保はできそうだというふうに報告を受けまして、ほっとしているところです。
選挙事務に関しては、過去にも仙台市で開票所でのトラブルなども相次いだこともあったのですが、今回に関してもトラブルがないようにというのが一番のところだと思いますが、改めて職員に期待するところをお願いします。
今回もすごく頑張ってもらっているわけです。忙しい中ですけれども、自治体の基本的な業務の一つである選挙事務、これについてはご指摘ありましたようにさまざまこの間もあったわけですけれども、今回も昨年の市議会議員選挙と県議会議員選挙を含めたこれまでの選挙を振り返って、ミスやトラブルが生じないように改めて研修の充実、必要な人員数を確保するなど、体制の見直しを進めてきたと聞いているところでございまして、今回の選挙、本当にタイトな日程ですけれども、しっかりと準備をして、正確でそして円滑な選挙を執行してもらいたいというふうに思っています。
実際に当日の選挙に関わる人員を前回より増やすとか、あと機械を増やすとか、具体的なそういった改善に向けた数字上の増加みたいなところが見える部分というのは何かあるでしょうか。
(選挙管理課長)
人員の体制強化という形では、急きょタイトな日程で今回詳細の日程が明らかになったばかりということではございますので、現在そういったところを含めまして検討はしているところではあるのですけれども、前回より例えば(従事する)人員(割合)を増員するであったり、あとは(作業)ラインとか実際のそういった仕事の流れとか、そういったところの態勢というところを含めて強化しているというところでございます。
4病院の再編についてお伺いしたいのですけれども、先日知事が県議会の中で、まず仙台赤十字病院の方ですけれども、統合した新病院の開院が2年ほど遅れるという見通しを示されました。併せて、年内にも基本構想を策定するというお話がありました。この点についての受け止めをお伺いしたいと思います。
当初、(新病院は)令和10年開院の予定だということでございました。そこにはなかなか難しいということでのご判断だったのだというふうに思います。まだ仙台赤十字病院さんもどういう診療科の体制を持っていくのかですとか、さまざまなことで定まっていないのだろうというふうに思います。本市とのお話の中でもまだ見えていないところもございますものですから、このまま令和10年で開院できるのかしらというふうには思っていたところですけれども、そういう意味でやはりもう少し時間がかかるということをおっしゃられたのだろうと思います。
何も知らされないまま年内にも基本構想というふうなことだとすると、本市といたしましてもなかなか地域の皆さま方への説明というのが十分ではないというふうに思いますものですから、そこについては県に対してもさらにしっかりと対応してもらわなければ困るということは言っていかなければいけないのだろうと思います。
もう一つの精神医療センターと東北労災病院の方ですけれども、これについても幅広の検討をされた結果、いろいろなまだ選択肢があると、複数案を検討しているというようなお話がありました。具体的には、名取市側を本院にするであるとか、あとは段階的に本院機能を富谷市に移すというようなものが示されましたけれども、さまざま示されていることについて、この間の状況についてどのようにご覧になっているか、教えてください。
いずれにせよ重点区域の執行に当たって、関係する自治体、地域住民の理解がなければということが言われているところです。これについては(理解は得られてい)ないというふうに思っておりまして、もう少ししっかりとご対応いただけたらというふうに思います。本市としても判断の状況に非常に困惑をしております。この間、疑問や懸念を県の方にお話しをさせていただいた上で事務方同士でいろいろとやり取りをさせていただいているわけですけれども、その中でも定まらない中では話は全く進まないわけでして、ここのところを一刻も早く納得してもらいたいのであれば、その納得に資するようなご説明をしてもらわなければ困りますし、そうでないのであれば別の方策もお考えいただきたいと思います。
新本庁舎の空調設備工事の入札に関係して伺いたいのですけれども、過去2回不調になっていた工事の入札が先週末開札で応札があったというところで、まず市長の率直な受け止め、ご感想を伺えればと思います。
ほっといたしました。なかなか決まらないでいたものですからどうなるのかしらととても心配しておりましたけれども、皆さま方もそうだったと思いますけれども、今回応札者があったということで本当にほっといたしました。これから実際に落札の決定に向けていろいろな手順を踏んでいくということですけれども、令和10年度の供用開始に向けて円滑に進むように期待をしているところです。
今回3回目ということで、職員の皆さんも大変プレッシャーを抱えてやっていらっしゃっていろいろ工夫されたと思いますけれども、その辺の対応についてはいかがご覧になっていたでしょうか。
なかなか空調設備(工事)の応札者が出なかったということ、これはいろいろな部分でやはり今の経済的な状況ですとか、それからまた建設業の状況、関連産業の状況等があったのだと思います。そういう中で、他のところは決まって動き出しているのだけれども、しかしこの空調設備も早く決めませんと、同時にと言いましょうか、基本的なところをやっていかなければいけないわけですから、そうしますとそこが決まらないまま他を進めるというのはとても難しいわけでして、苦労を職員もしたということだと思います。少し幅を広げて今回入札をしたということだと思います。とにかく応札者があってよかったなと思っているところです。
先般行かれたOECD本部での講演について伺いたいと思うのですけれども、スマートシティが大きなテーマで講演されたというふうに伺っておりますけれども、皆さんの関心、質疑応答もあったということなのですが、どういったところに関心がおありのご様子だったでしょうか。
議会中ではありましたけれども、OECDの本部からぜひにということだったものですから、伺わせていただいて基調講演も行ってまいりました。スマートフロンティア協議会での取り組みが高く評価されているのだなというふうに、また改めて感触を得て帰ってまいりました。ご紹介させていただいたのは、AIを活用した中心市街地の通行量測定やオンライン診療カーなども含めた人口減少社会を見据えた本市のスマートシティに関する取り組みだったわけなのですけれども、いろいろと今回、私どもが積み重ねてきた取り組みというのは、世界に共通する課題解決にもつながるものなのだなということも改めて感じたところです。ただ本市が、例えば民間企業の方々に入っていただいて取り組むということについては、その民間企業の皆さま方もご商売ですから利益を上げるということが基本的な姿勢なのだけれども、それは利益を度外視した上でともに市民の皆さま方のまちの利便性向上でありますとか幸福につながる取り組み、社会貢献をしたいという企業の皆さま方の思いというのもお伝えをして、そこも非常に関心があったのではなかったかというふうに捉えているところです。とても闊達(かったつ)な会議で私も刺激を受けながら、そしてまた高評価をいただいて大変誇らしく思って帰ってまいりました。
仙台市長 郡 和子
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