ホーム > くらしの情報 > 健康と福祉 > 障害のある方・障害理解 > 支援・相談 > 支援センター > 障害者総合支援センター(ウェルポートせんだい) > 聴覚障害がある当事者の対談(その3)
ページID:66411
更新日:2023年2月1日
ここから本文です。
引き続き、聴覚障害がある当事者の対談(その3)をお送りします。
私も、申し訳ないと思いつつ、やりすぎな程のリアクションの方がすごく分かりやすくて助かります。もっとこの人とお話したいなって思っちゃう。
仕事や日常でのコミュニケーション状況を教えてください。
障害者に理解のある職場で働いており、こちらから配慮をお願いしやすい環境に恵まれていることもあって、大きな悩みはありませんが、ボソボソといった控えめに話す人だと聞き取りに苦戦することも。でも、「聞き取れない」と言うと大半は分かりやすいように話をしてくれたり、口元を見せてくれます。
カナコは以前、海外にいたと聞きしましたが、海外ではどのようなコミュニケーションをされていたのでしょうか?
欧州で海外生活を送っていましたが、その国独自の手話を自発的に見て覚えたり、教えてもらいながら学び、その国の手話で会話していました。海外の人は日本人より積極的な方が多く、表情も豊かで身振り手振りが一つ一つ大きく、手話を使わなくてもジェスチャーでスムーズに意思伝達できていました。
確かにテレビなどで海外の人を見ると、手を動かしながらお話したりしますね。まるで体全体を使ってお話内容を表現しているみたいですね。手話が使えなくても、身振り手振りだけで伝わることもありそうですね。
私は、相手が困っていたら先回りして色々協力したくなってしまいますが、実はそこまでしなくてもいいのにと思うとことはありますか?
そうですね。聞こえないなら大きい声で話せばいいと思われたのか、耳元で大きな声で話してくる場合があります。私は補聴器をつけていても言葉を聞き取れないので、大きな声で話されても意味がありません。耳元で突然大声出されたらびっくりしますし、「キーン」と耳鳴りがしてしまいます。
私も同様です…。特に、体調不良の時は、音に敏感になり通常の音でも聞くのが苦痛になって、人工内耳を外したくなっちゃう。あと、「話す時はゆっくり話してほしい」とお願いすると、「あ」「い」「う」…と丁寧に一文字ずつ話される方もいるのですが、最初に聞いた言葉を私が忘れちゃって話の内容が理解できず落ち込むこともあります。ニュースのアナウンサーが話すようなスピードでお話されると分かりやすいです。
お問い合わせ
Copyright©City of Sendai All Rights Reserved.