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更新日:2024年4月1日
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平成7年の阪神・淡路大震災、平成16年の新潟県中越地震などにおいて、大規模盛土造成地(※)で滑動崩落等による甚大な被害が発生しました。国では、このような造成宅地の災害発生防止と宅地の安全性を確保することを目的とした宅地造成等規制法を平成18年に改正し、大地震時に滑動崩落等の恐れがある大規模盛土造成地の被害を防止するため、宅地耐震化推進事業を創設しました。
宅地耐震化推進事業には、次の2つの意義がございます。
(1) 大規模盛土造成地マップや安全性把握のための調査に基づく適切な情報提供により、宅地所有者等の自
主的な取組を促進します。
(2) 事前の対策を進めることにより、人的被害及び財産被害を防止・軽減し、早期復旧を可能にするととも
に、復旧にかかるコストを低減します。
※ 大規模盛土造成地については、国土交通省ホームページ「大規模盛土造成地の滑動崩落対策について」(外部サイトへリンク)をご覧ください。
(1) 造成前後の地形図、空中写真等から大規模盛土造成地を抽出(第一次スクリーニング)
(2) 目視等による簡易な調査を行い、基準にもとづき詳細調査を行う大規模盛土造成地を選定
(第二次スクリーニング計画策定)
(3) (2)で選定した大規模盛土造成地の詳細調査を実施(第二次スクリーニング調査)
(4) (3)の結果を踏まえ必要な対応を検討
宅地造成前後の地形データ(地形図・航空写真等)を重ね合わせ、標高差や地形の変化から大規模盛土造成地の概ねの位置及び規模を抽出しました。
(1)目的
既存資料や目視による現地調査により、以下の4点に着目し、第二次スクリーニング調査を実施する大規
模盛土造成地の選定を行いました。
(2)調査箇所
(3)選定基準
以下に該当する大規模盛土造成地。
A 盛土に、面的に連続した変状が確認されている。
B 盛土の末端部に、変状及び湧水等が確認されている。
詳細調査を要する大規模盛土造成地と判断したものは32箇所ありました。内訳としては、上述の基準Aに該当する12箇所、基準Bに該当する20箇所となっております。
大規模盛土造成地マップ(第二次スクリーニング調査の実施箇所)(PDF:6,389KB)
第二次スクリーニング調査は、ボーリング調査等により盛土の形状、土質、地下水位などを把握し、その調査結果を用いて地震時の解析を行い、盛土の状況を確認するものです。
実施年度 | 実施内容 |
---|---|
令和2年度まで | 第一次スクリーニング |
令和3から4年度 | 第二次スクリーニング計画策定 |
令和5から7年度 | 第二次スクリーニング調査 |
第二次スクリーニング調査を実施する32箇所の大規模盛土造成地については、調査実施年度に地域への説明会を開催し、第二次スクリーニング計画及び調査の内容等を周知いたします。
そのうえで、第二次スクリーニング調査により盛土の状況を確認し、必要な対応を検討してまいります。
本事業で設置した施設は「仙台市造成宅地滑動崩落防止施設の保全に関する条例」に基づき、造成宅地滑動崩落防止施設として将来にわたり保全する必要があり、施設の付近で掘削や建築行為等を行う際は、条例に基づく届出が必要となる場合があります。
東日本大震災後に仙台市が整備した施設と同様の取扱いとなりますので、詳しくはこちらのページをご覧ください(東日本大震災に関するページへ移動します)。
区名 | 地区名 | 住所 | 状況 | 位置図 |
---|---|---|---|---|
青葉区 | 双葉ケ丘1丁目第6(宅地耐震) | 双葉ケ丘1丁目2街区 | 完了 | No.1(PDF:260KB) |
事業実施区域は仙台市都市計画情報インターネット提供サービス(外部サイトへリンク)で確認することができます。
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