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更新日:2025年1月10日
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宅地は私たちの日々の生活を支える大切な基盤であり、地域全体の安全に深く関わっています。しかし、適切な管理が行われていない宅地は、災害時に思わぬ被害を引き起こしたり、周辺環境に悪影響を及ぼす可能性があります。特に近年、集中豪雨や地震などの自然災害が頻発する中で、宅地保全の重要性はますます高まっています。
本ページでは、宅地所有者の皆様が宅地を適切に管理・保全するために役立つポイントやご利用できる制度、本市の取組みをご紹介いたします。これらの取組みは、宅地の安全性を保つだけではなく、地域の安心・安全な暮らしにもつながります。
宅地保全の第一歩は情報を知ることから始まります。
地震や大雨等により、擁壁の崩壊や土砂崩れなどの災害が発生するおそれがあります。これらの被害を最小限に抑えるためには、自然災害の特性を理解し、適切な備えを講じることが重要です。
古い擁壁や老朽化により機能が低下した擁壁は、地震等の自然災害により倒壊するおそれがあります。
滑動崩落とは、盛土により造成された宅地において、地震により盛土全体又は大部分が、主に盛土底面部を滑り面にして、旧地形に沿って流動、変動又は崩落する地すべりのような現象のことをいいます。仙台市においては、東日本大震災時に丘陵地の住宅団地において、滑動崩落の被害が発生しました。
左図:盛土で発生する滑動崩落被害のイメージ
土砂災害とは、大雨や地震などにより山やがけが崩れたり、崩れた土砂が雨水や川の水と混じって流れてきたりすることによって、人命が奪われたり、建物を押しつぶしたりする災害のことです。前兆現象が分かりづらく発生の予測が困難であり、ひとたび発生すれば一瞬で人命や財産を奪うような恐ろしい災害です。
名称 | 土石流 | 地すべり | 急傾斜地の崩壊(がけ崩れ) |
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概要 | 大雨がきっかけとなり、谷や斜面にたまった土砂が一気に流れ出して起こる災害。速いスピードと強い力で人命や家などの財産を奪う。 |
比較的緩やかな斜面において、地中の滑りやすい層が地下水などの影響でゆっくりと動き出す現象。広範囲にわたって起こるのが特徴。 |
地面にしみ込んだ水分で土の抵抗力が弱くなり、弱くなった斜面が突然崩れ落ちる、急な斜面で発生する災害。突発的に起こり、速いスピードと強い破壊力をもつ。 |
前兆現象 |
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概念図 |
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宅地を適切に管理することは、ご自身の生命と財産を守ることにつながります。また、宅地の所有者等は宅地の維持管理に努めることと法律で定められており、管理が不十分で他人に被害が生じた場合は責任を問われる可能性もあります。災害から宅地を守るためにも、宅地の状況を確認し、点検を行いましょう。
ご自宅の造成履歴や土砂災害のおそれのある区域は下記リンクからご確認いただけます。
仙台市では宅地擁壁の安全対策に係る支援制度を設けております。また、災害により被災された方がご利用いただける融資制度や、地域の皆様の要望等により宮城県が行うがけ地の安全対策事業があります。
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