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更新日:2022年9月15日
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令和4年6月23日に開催した「仙台市中小企業チャレンジ補助金成果報告会」での報告内容をご紹介します。
事業者名 | 株式会社AZOTH |
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既存事業 | プリントTシャツを中心に、ファッションブランドからプロスポーツチーム、映画、youtuberなど幅広いお客様のグッズ製作 |
事業名 | 現代アートをバーチャルとリアルのギャラリーで世界に販売 |
採択 | 第2回公募 |
内容 | 現代アートのマーケット拡大に対応し、バーチャルギャラリーの構築と、実店舗ギャラリー来場者向けの音声案内サービス導入を実施。 |
成果 | 展示会前に出展作品が完売。 既存事業(Tシャツ製作)のブランディング・人材確保にも寄与。 |
― もともとTシャツのプリントを中心とした事業から、現代アートの販売事業に進出したきっかけは何だったのでしょうか。
山形の東北芸工大の方から、「せっかく勉強しても、発表・販売の機会がない」という話を聞き、自社の商談スペースをギャラリーとして改装したことがきっかけですね。
― 現代アートを購入される方は、どのような方が多いですか。
ネットで購入される方がほとんどです。作品の価格帯は20~60万円くらいです。
人気の作家さんだと、事前予約段階で完売になることも多いです。
現代アート市場は、世界全体では4,000兆円くらいの規模と言われており、日本ではまだまだ市場は拡大していくと考えられます。海外コレクターも日本のアーティストに興味を持っていますね。
― 現代アートの作家さんとのつながりはどのように得たのですか?
もともと、東京のギャラリーで扱うアーティストさんのTシャツを、自社で作成した、というつながりがありました。
そのつながりから、東京のギャラリストと提携して、毎月新しい現代アートを入荷しています。東北でなかなか見られないような、これからの活躍が期待されるアーティストの作品が来るので、日本だけでなく世界から注文が入ります。
― 3Dバーチャルギャラリーと音声案内システムを導入した背景を教えてください。
3Dバーチャルギャラリーでは、実際にギャラリーで作品を見ているかのように楽しむことができます。ネットで注文いただく方が多いので、訴求力を高めるために導入しました。
音声案内システムは、実際にギャラリーへいらっしゃるお客様のために導入しました。このシステムにより、一見しただけではわからない、作品の奥行やストーリーを知ることができ、お客様の満足度を高めることができます。
― 既存事業とのシナジー効果はありますか。
自社はアパレルですが、建築会社とオフィスをシェアしており、同じオフィス内にギャラリーがあります。それぞれが好影響をもたらしていると感じています。
建築会社のお客様が、ギャラリーも見て、「家を建てるときに絵も飾ろう」となり、販売につながることもありますし、ギャラリーのお客様が、オフィス内に建築会社があるのを知って、店舗の改装を依頼いただいたり、「そうしたら次はユニフォームも」となったりするなど、大きな相乗効果を発揮しています。
既存事業で取り扱うTシャツは単価が安いですが、ギャラリーがあることでブランド力の強化にもつながっています。
※内容は、令和4年6月時点のものです。
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