ページID:7923
更新日:2016年9月20日
ここから本文です。
来週10月23日(土曜日)から、せんだいメディアテーク開館10周年記念のメイン事業が始まりますので、お知らせいたします。
メディアテークは、ギャラリー・図書館・映像メディアセンター・目や耳の不自由な方への情報提供という4つの機能を融合した複合文化施設として平成13年1月に開館し、今年10年を迎えたところでございます。
この間、国内外のアーティストによるさまざまな展示や映画祭の開催、ジャズフェスや光のページェントなどの市民イベントとの共同事業の展開など、市民の皆様の情報の受発信や交流の支援に取り組んでまいりました。
私自身、建設段階から担当課長を務め、館長としても、館の生まれ育つ現場に立ち会ってまいりましたので、毎年100万人の方にご利用いただき、内外からの視察が後を絶たたない現状、そして、メディアテークが定禅寺通を行き交う人の流れを変え、街並みさえも変えたと言われていることを、素直に喜ばしくありがたいことと感じております。
しかしながら、この10年で情報技術は大きく進展し、私たちを取り巻く環境も様相を異にしております。「時代とともに変化し自らを再構築する力を持つこと」、そして「文化と人を結ぶ結節点となりさまざまな主体をつないでいくこと」といった、メディアテークの基本コンセプトに今一度立ち返り、見つめ直すべき時期にきていると感じております。
今回の10周年事業では、これまでの10年を振り返りつつ、次の10年の可能性について皆様とともに考えてまいります。
詳しくは、お手元のチラシをご覧いただきたいと思いますが、展示では、「いま、バリアとはなにか」をテーマに、全館を舞台に表現活動が展開されます。6階ギャラリーで行われる、小山田徹さんと藤井光さんの作品展示では、開館以来初めてすべての壁を取り払い、ダイナミックな創造空間を出現させることとしております。
このほかトークセッションや上映では、人と人とのコミュニケーションのあり方を考える多彩なプログラムをご用意しております。
また、11月28日には、市民図書館の移転開館10周年記念事業として国民読書年記念フォーラムを開催します。作家の森まゆみさんをお迎えし、本の魅力や読書から得たものについて、ご講演をいただくとともに、私との対談も予定しているところでございます。
なお、来週22日には報道機関と関係者向けの内覧会を行いますので、取材方よろしくお願いします。
メディアテーク10周年という節目に、市民の皆様とともに、メディアテークの今を楽しみ、学び、そして未来を考えたいと思いますので、ぜひたくさんの方にご来場いただきたいと存じます。
仙台市長 奥山 恵美子
関連リンク
お問い合わせ
Copyright©City of Sendai All Rights Reserved.