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更新日:2016年9月20日
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APECにつきましては、仙台市としても経験したことのない大規模な国際会議ということで、APEC仙台開催支援協議会の皆様、ホテル業界やタクシー業界などさまざまなご尽力で無事開催できたことは大変うれしく思っています。終わった後で外務省日本APEC準備事務局の引原事務局長がいらっしゃいましたが、その時も「大変気持ちよく会議ができた。仙台のいろいろな関係者の方が大変がんばってくださった。参加された高級実務者の方々も大変素晴らしい街だということを言っておられた」というお話を聞きまして、やはり仙台のPRに大きな力を発揮したのではないかと思います。
ただ、こういったものは年次をおいて次をやってもノウハウが蓄積されていかないことになりますので、今すぐAPECクラスの会議があるわけではありませんが、なるべくいろいろなチャンネルを通して国際会議や大きなイベント誘致に向けて私もがんばっていきたいと思います。
今のところは学会などが中心にいくつか話がきています。今すぐAPEC並みの国際会議が日本に来るという情報はまだ得ておりません。こうした政府間のものは外務省などから情報をいただくことになると思いますので、東京事務所を中心に感度を高くして情報を早くいただけるように努力していきたいと思います。
地下鉄東西線の開業に合わせて国際センター駅周辺関連施設の整備を進める中で、コンベンション機能の強化に役立つ施設をということで、庁内で検討を鋭意進めているところです。仙台市内のいろいろな関係の方からのヒアリングを行いまして、要件を整理しているところですので、具体的になり次第、市議会や市民の皆様にもご説明していろいろなご意見をいただきたいと思いますが、今しばらく事務方として作業させていただきたいという段階です。
現時点で仙台市が事業主体となって、音楽ホールが事業化されるという段階にはまだ早いのではないかと思います。仙台市に二千名規模の音楽ホールがほしいという声は以前から大変高いわけです。
以前ありました音楽堂を長町にということが、いろいろな経済状況や財政状況により見送りになったこれまでの経緯もありますので、それらも含め立地等を検討していかなければならない事案だと思っています。事業化など具体のお話をするにはまだ少し時期が早い状況ではないかと思います。
音楽ホールの持つべきいくつかの要件として、これまでの仙台のホールにはない大規模な客席数というものもありますし、音響効果が素晴らしいものなどいろいろあるわけですが、アフターコンサートと言いましょうか、コンサートが終わった後の余韻を楽しんで会話をしたりお酒や食事を楽しんだりするということを考えると、やはり賑わいのある地区の近くに立地してほしいというご意見を個人的にはいろいろな方から伺っています。
そういう意味では今回話が出ています土地も一つの有力な候補なのではないかと思います。ただ、これまでの県のお考えとしては、やはり土地の面積上の制約が結構大きいとのお話しも承っていますので、その辺はいくつかあるであろう候補の一つであるかもしれません。
敬老乗車証制度の改正につきましては、市民の皆様からさまざまなご意見をいただきました。もちろん新たにご負担をいただくということですので、反対のご意見もいろいろある中で将来的なこの制度の存続とそれに向けて一部の負担の増ということはやむを得ないながらも了としようということで、いろいろ審議を尽くして市議会もお認めいただいたのではないかと思います。
今回の新たな仕組みにより、これまでと相当に制度が変わる部分、特に利用者の方にとってはカードの枚数の増などだいぶ変わりますので、改めてこれをきちんと実施していく責任があると思っています。
来年10月を実施期日と考えていますが、それに向けて私も含め担当部局で今回の見直しの制度の詳細について市民の皆様に十分にご説明をし、混乱のないように努めていくということが大きな責任であり、それに向けて力を尽くしてまいりたいと思います。
まだ具体的にはどういう形でとまでは詰めていませんが、各市民センターを中心に説明会をするということで担当部局が予定を組み始めているところだと思います。日程が合えば私も何カ所かにお伺いをして直接ご説明なり、ご理解をお願いするということは出てくるかと思います。
旭ケ丘の複合文化施設につきましては、今回の市議会でもいろいろなご意見がありました。その中で、プールを作ることによる建設費や運営費の問題、どういう構造になるのかなど、いろいろなお尋ねがありました。
現在、基本設計を進めていますが、それらが具体化する中で構造や建設費の問題をより詳細にご説明できるようになってくると思いますので、今回お尋ねいただいた件についても改めて市議会と市民の皆様にご説明できるような資料を整えたいと思います。
まだ若干期日があると思いますが、まず市議会の方で今回どのようにされるのかご返事もいただいておりませんので、それを受けまして今後の対応を決めていきたいと思います。
今回の市議会でもいろいろお尋ねがありましたし、また、現にここ何年か土地開発公社の事業規模が縮小に向かっているということも事実です。しかしながら、市議会でもお話しましたように、仙台市としてまだ残余の土地の全額引取りまで進んでいるわけではありませんので、当面は事務局体制のさらなるスリム化や事業規模に見合った効率的な土地開発公社の事業体制の構築を行いつつ、もう少々お時間をいただいて今後の動向を見極めた上でないと、現時点で何年か後に廃止するとか決められるところまでは至っていないのではないかと思います。
10月28日に4者でお話し合いをさせていただくことで決まっています。
話し合いの内容ですが、まだまだ仙台のタクシーは総量として過剰な状態にあるであろうということをもとに、今後4者が協力してさらにどのように減車を進めていくかが今回の一つの大きな議題です。
もう一つは、私どもとして何かタクシーの需要を喚起するようなことも逆に考えませんと、ただ減らす一方というだけではタクシー業界の方々もなかなか苦しい部分があるのではないかということで、福祉タクシーや何か新しいタクシーを利用したタクシー需要が上向くようなことは考えられないかということを4者で意見交換をしながら知恵を絞ってみよういうということです。この二つをテーマとして4者で会談をするということです。
仙台市長 奥山 恵美子
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