シジュウカラガン

Branta hutchinsii leucopareia

千島列島中部からアリューシャン列島に至るまでの島々で繁殖。冬季は千島列島の個体は日本へ、アリューシャン列島の個体は北アメリカ大陸の西海岸へ渡り越冬する。

60~70cm、翼開長約140cm

1.2~2.7kg

20世紀初頭に毛皮を目的に繁殖地の島々に持ち込まれたキツネに捕食され、一時は急激に羽数が減少し、絶滅の危機に瀕していた。1980年代から当園は「日本雁を保護する会」とともに、米国やロシアの協力を得て、羽数回復事業に取り組んだ。その結果、平成26年度には1000羽を超えるシジュウカラガンの群れが日本に飛来した。また令和3年度には8000羽を超える宮城県内への飛来が確認された。