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ホーム > ブログ・SNS > 八木山動物公園スタッフブログ「八木山ZOO通信」 > キリン 餌台アップグレードの変遷(4月12日)
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更新日:2021年4月12日
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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
パソコンの画像データに、だいぶ前の懐かしい写真がありました。
1月6日のブログでキリン用の餌台(三代目)を紹介しましたが、初代の餌台はこんな感じでした。
初代(ver1.0)
乾草を入れるカゴを鉄パイプにくくりつけたものです。
固定してあるためカゴを取り外せず、残した乾草が溜まって汚れてしまうことがありました。
初代は見た目がカゴのままでしたので、二代目は木で作り、塗装することで見栄えもよくしてみました。
設置後に下部を開閉できるように改良して、残った乾草を取り出せるようにしました。
ver2.0(左)、残った乾草が取り出せる扉付きのver2.1(中、右)
2代目も使い込むにつれ、あちこちに劣化が見られるようになり、開閉扉も開かなくなりました。
さらに、シマウマたちの下からのつまみ食いでとうとう壊れてしまったので、余った木材で修繕しながら使い続けました。
ver2.2(補修後)
そこで、令和2年12月より新型三代目の登場です。
初代と二代目の欠点を補うべく、以下のポイントを踏まえた設計で作成しました。
(1)キリン舎でカゴに乾草を入れて計量
(2)ストッパーをずらしてカゴを挿入
(3)カゴをストッパーで固定
(4)絶妙な高さに設置
三代目はデザイン的にも機能的にも、かなり完成度の高いものとなりました。
キリンも食べやすい高さです
飼育員は、こういった餌台や遊具、小動物の隠れ場所、看板なども手作りしています。
動物園が再開したら、飼育動物に加え、いろんな飼育員のこだわり、技術やセンスも見ていただければと思います。
お問い合わせ
仙台市建設局 八木山動物公園 飼育展示課
電話:022-229-0122
ファクシミリ:022-229-3159