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更新日:2024年12月3日

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イヌワシの繁殖に向けて(12月3日)

八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」

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イヌワシの繁殖に向けて

今年も早いもので残すところあと1か月程となりましたが、これから本格的に始まるイヌワシの繁殖シーズンに向けて、展示場内の巣箱に巣材を入れる作業を行いました。

去年と同様、土台となる太い枝やクッション性のある松の枝葉を園内で調達し、数名で安全を確認しつつ丁寧に敷き詰めました。
今のところイヌワシのペアが巣材を手入れする様子はあまり見られていませんが、例年2月上旬に始まる産卵に向け、少しずつ不要な枝を巣箱の外に落としたり、頻繁に鳴き合う姿も観察されるようになります。

巣箱に巣材を敷き詰めているところ
イヌワシの巣箱に巣材を敷き詰めているところ

               

松の枝葉でふかふかになった巣箱
敷き詰めた松の枝葉でフカフカになった巣箱


また、同じく寒さの厳しい冬に、イヌワシより少し遅れて繁殖シーズンを向かえるクマタカの展示場内にある古くなった巣箱をリニューアルし、イヌワシ同様に巣材を投入しました。

材料として使用した木材は、園内で販売しているキーパーズコレクションの売り上げの一部で購入させていただきました。

巣箱を作っているところ
巣箱を作製しているところ

 

出来上がった巣箱
出来上がった巣箱

 

土台となる枝を敷き詰めたところ
土台となる枝を敷き詰めたところ

 

土台の上に松の枝葉を敷き詰めたところ
土台の上に松の枝葉を敷き詰めたところ

 

当園で一緒に飼育している2羽のクマタカは、繁殖可能な年齢のオスとメスですが、これまでは目立った繁殖行動が見られておらず、今シーズンは新たな環境で変化がみられるのか期待しています。

当園のイヌワシとクマタカを共に温かく見守っていただけたらと思います。

イヌワシのペア
イヌワシのオス(左)とメス(右)

 

クマタカのペア
クマタカのメス(左手前)とオス(右奥)

 

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