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更新日:2025年1月10日
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今回は、「災害対応・応援勤務」についてお届けします。地震などの災害発生時の避難所運営や、イベント開催時などの応援勤務について紹介します。皆さんぜひご覧ください!
地震や津波、土砂災害などの災害が発生した場合、または災害発生の恐れがある場合には、市役所職員は災害の規模に応じて職場に参集し、避難所運営などの災害対応に従事します。
仙台市役所では、下表のとおり、災害の規模に応じて参集する職員の基準が決まっています。勤務時間外(平日の8時30分~17時15分を除く時間帯)に、非常配備基準に該当する災害が発生したときには、自分が割り当てられている基準に応じて、所属長等からの連絡を待たずに自主的に職場に参集します。
非常配備は、職場までの参集時間や家庭の事情も踏まえながら、年度初めに所属内で割り当てられます。
災害発生時の対応については、職員向けの研修も実施されています。市役所職員として、いざという時に慌てずに適切な行動がとれるよう、必要な知識を身に付けるとともに、普段からの準備と心構えをしておくようにしましょう。
区分 | 配備基準(主な事象) | 参集対象者 |
---|---|---|
非常1号配備 |
特別警報が発表されたとき 等 |
全職員の概ね3分の1 |
非常2号配備 |
|
全職員の概ね3分の2 |
非常3号配備 |
又は全域に拡大することが予想されるとき 等 |
全職員 |
仙台市では、避難生活を送るための場所として、市立の小・中・高等学校等が避難所に指定されています。各避難所には、「避難所担当課」が割り当てられており、災害が発生したときには、各課ごとに担当する避難所へ向かい、地域の方等と協力して避難所の運営を行います。
避難所運営に関する打ち合わせや、地域で開催される防災訓練に参加するなど、日頃から地域の方や避難所となる学校の先生方と顔の見える関係を築くことで、災害発生時の円滑な避難所運営につなげています。
勤務時間外に災害が発生したとき、避難所担当課の職員は、一度職場に参集してから避難所に向かうため、避難所に到着するまで時間がかかる場合があります。そのため、避難所となる学校等の近くに住んでいる職員を「指定動員」に指定し、避難所担当課が到着するまでの間、体育館の開錠や避難所の開設準備を行うこととしています。
指定動員は、所属での業務分担や家庭の事情などを踏まえながら、一年の任期で指定されます。
大規模なイベントや選挙が行われるときなど、担当部署の職員だけでは人手が足りない場合には、他の部署の職員が一時的に業務の応援を行うことがあります。
昨今の新型コロナウイルス感染症の流行時には、市役所全体で応援勤務の職員を確保し、感染症対策業務にあたりました。また、能登半島地震など、他都市で災害が発生したときには、現地に赴き、他都市の災害支援にあたる場合もあります。
今回は、応援勤務の内容を一部紹介します。応援勤務は、所属部署以外の業務を知る貴重な機会にもなりますので、声がけがあった際は、ぜひ積極的な協力をお願いします。
仙台国際ハーフマラソン、仙台・青葉まつりといったスポーツ・観光イベントが開催される際には、運営本部の業務や沿道の観客誘導などの応援勤務があります。スタッフジャンパーやTシャツが支給されることもあり、業務に携わった記念にもなります。
また、大規模な会議や式典が開催される際には、当日の来賓受付や会場内の誘導などの応援勤務があります。国連防災世界会議やG7仙台科学技術大臣会合等の国際会議が開催された際には、英語が得意な職員が語学ボランティアとして各国の方々の案内や誘導にあたりました。このように、語学力を生かして活躍できる機会もありますよ!
選挙が行われる際は、投票所の運営と開票事務を職員が行います。投票所では、会場の設営から、投票所に来た方の入場券のチェック、投票用紙の交付等を行います。また、開票事務では、各投票所から集まった投票箱の開票、票の集計作業を行っています。
選挙事務は、市役所職員であればいずれ経験する業務になりますので、投票所に行った際には、会場内をチェックしてみてくださいね。
今回は、災害対応・応援勤務についてお届けしました。
次回は、服装・ロッカー事情について紹介していく予定ですので、お楽しみに!
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