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更新日:2024年8月28日
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救急搬送(については)、今特に熱中症の搬送が多いかと思います。仙台市消防局の場合は、熱中症の速報値(を)伺うと、人数は教えてくださるのですけれども、患者さんの年齢であったり症状の軽い・重い、あとどんなシチュエーション、屋外で作業していたとか、そういったことまで教えていただけないということがありまして、他の(都市の)消防さんでは教えていただけるのですけれども、仙台市さんではそういう決まりがあるのかなというところ(お伺いします)。
本市で扱っている救急事業というのは本当に数が多いというのはご理解いただけているのだと思います。その中で熱中症が疑われる皆さんたちの搬送について、これも当日の状況については、お問い合わせがあった場合、お答えができる範囲で情報提供はされているというふうに聞いております。しかしなかなかこういう忙しい救急現場の中で、詳細についてすぐさまお答えができないこともあるのだろうというふうに私も思います。また現実、熱中症を疑って搬送した場合でも違う病気であったということなどもありますし、さまざまなことから申し上げますとやはりまとまった段階ではお伝えできるけれども、搬送している状況の中でお答えするのはちょっと難しいのではないかなというふうに思います。熱中症に注意してくださいというのは行政からの呼びかけのみならず、報道を通じても熱中症に気をつけてください、今日はこういう状況ですという、確かにそれも重要だというふうには思っています。ただ正確性と速報性、両方を担保しながらやっていかなくてはいけないわけでして、とても難しいところであるというふうにも思います。よりよい啓発の方法については考えてみたいと思います。
先日、交通死亡事故があったのですが、一報の段階で事故に関して(消防局に)問い合わせたところ、救急車だけ出動の場合はけが人の容体などは教えないことになっているというふうに対応がありまして、それは恐らく一般搬送、ご病気の方というのであればこちらも理解できるのですけれども、事故の場合については対応すべきではないかなと思うのですが、こちらに関してはどのように、取り決めなどがあるのか教えてください。
基本的には救急隊が出場する場合には、ご本人やご家族のプライバシー、また心情への配慮、これが強く求められているところでございます。こうしたケースでは基本的に対応状況などについて情報提供を控えるということがまず基本のルールになっております。事案によっては、市民の皆さまやまたいろいろな意味で不安を解消しなくてはいけない、安全を担保しなくてはいけないという観点から、プライバシーに配慮しながら支障のないところで一部情報を提供するケースも想定をしているということでございます。ご指摘の事案についてですけれども、個別の救急事案、救急案件であってプライバシーの配慮から情報提供を行わなかったと私も聞きました。ご本人、ご家族のプライバシーや心情への配慮と公益性の確保との均衡を図る必要があろうかと思いまして、難しい問題だなと思っています。
参考までに、まず熱中症に関してまとまった段階でお伝えいただけるというのは、これは医師の判断が出てからという理解でよろしいでしょうか。
当日の状況についてはそういうことでできるところで答えているようですけれども、その後熱中症ではなかったというような案件もないわけではないということです。なので速報性と正確性、この両方を鑑みた上でどのようにマスコミの皆さま方にお伝えできるのか、そしてまた啓発につながるようにできるのかということについてはなお考えていきたいということです。
もう一点の方で、今回は重傷から死亡事故になったということで非常に、報道機関としては啓発というか注意喚起の意味でも速報性ということで事故の重大さを伝えるべきではないかと思いまして伺った次第なのですが、プライバシーの配慮からということでしたが一部情報提供をする場合もあるとのことですが、それはどういった場合になるのでしょうか。
どうなのでしょうか、捜査が行われる案件であるとすればなおのこと慎重にならざるを得ないところもあるのではないかなというふうに私は思ってこの話を聞いたところです。マスコミの皆さんたちの即応性というのでしょうか、迅速な報道を心がける気持ちはよく分かるわけですけれども、しかし非常に難しい問題をはらんでいるということもご理解をいただきたいなと思います。
Pokémon GO Festの関係で伺いたいのですけれども、先日、経済効果の試算が公表されまして、74億円に達したということで前回の大阪を上回ったという結果が出ましたけれども、市長としてこの数字についていかがお受け取りでしょうか。
23日に開催された仙台観光シンポジウムの中でナイアンティックの村井社長から発表が、速報値だということで、最終的にはニューヨーク、マドリードと併せて発表されるということですけれども、(経済効果が)74億円になったということでございまして非常に驚きとともに、それほど効果があったのだなということを感慨深くうれしく思ったところです。参加される人数もずいぶんと多かったようで、トレーナーと言われるチケットを購入いただいてゲームを楽しんでいただいた方以外にも37万9,000人(※)の皆さま方が国内外から多くこの仙台に訪れてくださってゲームを楽しんでいただきました。そしてまた併せて仙台のまちも楽しんでいただいたものと思います。それから海外からお越しの方も、これは随分と多かったという統計といいましょうか、出ているようでございまして非常にうれしく思いました。経済効果74億円、それからまたさまざまな媒体を使った広報なども含めますとそれに上乗せされてもっと大きな数字になってくるものと思っておりまして、開催できてよかったなというふうに改めて思ったところです。(※訂正 トレーナー含め37万9,000人)
今回のPokémon GO Festの経済効果はかなり大きかったというところですけれども、今後の観光の施策で何か参考になることとか、こういうふうにして今回の大きな効果を生んだわけですからというのを今後生かしていきたいというのは何かお考えはありますでしょうか。
国際的にも大変人気の高いゲームでこれほど人を集めるものだということをまざまざと私も今回実感をいたしました。そういう意味ではこれからも仙台のまちを使ったいろいろな取り組みというのは重要になってくるのだろうというふうに思っているところです。仙台のみならず少し長い滞在をしてくださった方々もいらっしゃるようだということも村井社長から聞いているところでもございまして、そういう意味では観光施策、今回誘致がかないましたけれども、そのほかにもさまざまな取り組みというのが重要になってくるのだというふうにも思っておりまして、今般、宿泊税の取り組みもぜひお願いをしたいということを議会にも、また県民、市民の皆さま方にも事業者の方々にもお願いをするわけですけれども、さらにこのまちがにぎわうように、交流人口が拡大するように取り組んでまいりたいと思います。
ゼビオアリーナの関係で伺いたいのですけれども、通年型アイススケートリンクの開業が2025年、来年の7月めどということで、来月からは改修工事が始まるということなのですけれども、市長として改めて期待感について伺えればと思います。
通年型のアイスリンクの整備と屋内競技用のアリーナとの併用型の施設への改修にいよいよ入っていただくということになります。Bリーグプレミアへの参入基準を満たした座席数の確保も実現する見通しが立つということでして、これもこの寄附が実現すれば本当に長年の懸案であったフィギュアスケートの環境改善、それからまたバスケットボールを含めたさまざまなスポーツ競技による交流人口の拡大に大きく寄与してもらえるのだろうというふうに期待をしています。ぜひ地域の活性化に向けた起爆剤として私も期待をしておりますが、なるべく予定どおり進んでいただきたいなというふうに思っているところです。
宿泊税に関して伺います。昨日の知事会見の中で、村井知事が9月に県民説明会のようなものを開いて、ご自分で導入のメリットであったり使い道というものを説明したいということをおっしゃっていましたが、郡市長としては何か自らがご説明するような場というのは今のところ検討状況はいかがでしょうか。
この間、本市では担当が宿泊事業者の皆さま方のところを丹念に回って、いろいろと実際にご負担をいただく宿泊利用者の方々も含めて理解をいただかなくてはいけないということで取り組んできたところでございます。既に回ったところでその皆さま方のご意見をいただきながら、この間も制度の概要を整えてきたところでございます。引き続きやはりしっかりとご理解いただきながらやっていかなくてはいけないものですから、宿泊事業者の皆さまとは今後立ち上げる協議会や個別のいろいろな訪問などを通じて丁寧にご意見を伺っていくという方向です。それから実際に利用する、税を払う方の皆さまですが、先週も発表させていただきましたけれども、今回は補正予算の中に周知広報に係る予算も盛り込んでいるところです。チラシや広告などさまざまな媒体を通して周知に努めてまいりたいと思っております。市内の皆さんたちが実際に本市内での宿泊者となるケースというのは域外からおいでになる方々が多い中で少ないということもありますけれども、それでもやはりご理解いただくのは重要だと思っておりますが、現時点では私自身が出席して説明する機会というのは考えていないところです。ただ知事がおいでになって説明をされるということなので、それについてはどのようにするのか、本市の対応については検討しなければいけないなというところであります。
仙台市長 郡 和子
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