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更新日:2022年3月29日
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飯田橋駅近くの牛込から秋葉原駅近くの和泉橋の間の江戸城小石川堀(神田川)は、江戸幕府が諸大名に課した江戸城の外堀工事のうち、仙台藩が開削工事を行った場所です。三代藩主伊達綱宗の時代に始まり、万治4年(1661年)、四代藩主綱村の時代に完成しました。江戸城の外堀工事は数期にわたり場所を変えて行われ、このうち初期の工事には、初代藩主政宗も関わっていたようです。
現在は、万世橋、昌平橋、聖橋、お茶の水橋といった個性的な橋をはじめ、JR総武線神田川橋梁や地下鉄丸の内線が通る橋など、様々な顔を見せるこの地域の神田川ですが、かつて江戸幕府の命を受けた仙台藩が、神田台と呼ばれる台地を掘り割って川を通した人工の谷であるとは、俄かには想像がつきません。多くの人力と財を尽くしたであろう大工事の苦労が偲ばれます。
注)江戸城外堀でもある神田川のこの付近は、仙台藩との関わりから「仙台堀(せんだいぼり)」と呼ぶ人もいたようですが、文献としては確認されていません。
聖橋から臨む神田川
JR総武線神田川橋梁
昌平橋
聖橋
御茶ノ水橋(奥に聖橋)
順天堂大学南側付近
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