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更新日:2020年1月30日
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東京都江東区を流れる河川。旧中川と隅田川を結ぶ運河のひとつです。
江戸時代、この堀の北岸、現在の清澄公園の西隣に仙台藩の深川蔵屋敷があり、この堀を利用して仙台から送られた米等を運び入れたことから「仙台堀(せんだいぼり)」と呼ばれ、その後、昭和40年(1965年)河川法改正で砂町運河と合わせて「仙台堀川(せんだいぼりがわ)」となりました。
仙台藩の芝口上屋敷(港区東新橋)の跡地からは船着場の遺構が発見されており、仙台から深川の蔵屋敷へ、さらに上屋敷という当時の物資の海運輸送が推測されます。
ちなみに、JR御茶ノ水駅周辺の神田川も、その開削工事を仙台藩が請け負ったことから、かつて「仙台堀」と呼ばれていました。
仙台堀川沿いの遊歩道には、かつて深川に住んでいた松尾芭蕉が「奥の細道」で詠んだ18句の句板が立てられています。
現在、仙台藩蔵屋敷の跡地には、アサノコンクリート株式会社深川工場などが建てられています。ここは、明治5年(1872年)に日本初のセメント工場「官営深川工場」が建設され、江東区の史跡「本邦セメント工業発祥之地」の記念碑も残されています。
<本所深川絵図(嘉永五年尾張屋板)「下町文化探訪-江東区文化財地図改訂版-」より抜粋>
赤で囲った箇所が仙台藩の蔵屋敷で「松平陸奥守」と記されています。
現在、仙台堀川は大横川との合流地点から東側が埋め立てられ、延長3.7キロメートルに及ぶ都内最大規模の親水公園「仙台堀川公園」として憩いの場所となっています。詳細は江東区役所HP(外部サイトへリンク)をご覧ください。
「仙台堀川・仙台堀川公園等(江東区)」フォトギャラリー【1】(PDF:682KB)
「仙台堀川・仙台堀川公園等(江東区)」フォトギャラリー【2】(PDF:895KB)
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