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更新日:2024年4月3日
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若林区木ノ下の陸奥国分寺境内に建つ「陸奥国分寺準胝観音堂」について、3月28日(木曜日)、本市教育委員会で審議が行われ、新たな市の指定有形文化財として指定することを決定し、3月29日(金曜日)告示を行いました。
(1)指定名称
陸奥国分寺準胝観音堂(むつこくぶんじじゅんていかんのんどう)
附(つけたり)
棟札(むなふだ) 1枚
陸奥国分寺準胝観音堂縁起(むつこくぶんじじゅんていかんのんどうえんぎ) 1巻
准胝観音碑(じゅんていかんのんひ) 1基
(2)所在地 若林区木ノ下2丁目(陸奥国分寺境内)
(3)建築年代 江戸時代中期/延享2(1745)年
(4)規模・形式
木造、桁行(けたゆき)2間(4.2メートル)、梁間(はりま)2間(4.2メートル)、向拝(こうはい)付き、方形造(ほうぎょうづくり)本瓦葺(ほんがわらぶき)
(5)特徴
延享2(1745)年に、仙台藩6代藩主伊達宗村(むねむら)によって建立された観音堂。縁起によると、延宝9(1681)年にこの地の安定を願って建てられた准胝観音碑の場所に、宗村の生母である5代藩主夫人貞子(さだこ)が、後の6代藩主宗村が誕生したことへの御礼として享保4(1719)年に創建したものであり、現在の観音堂はこれを再建したものである。
由緒や建築年代が明確であるとともに保存状態が良く、陸奥国分寺の重層的な歴史を伝える重要な建造物と評価できる。加えて、棟札および縁起は観音堂の建築年代や建立経緯を伝えるものであり、建立の経緯となった准胝観音碑と合わせて貴重な資料である。
(6)その他
平成7年9月 仙台市登録有形文化財に登録
令和6年3月(今回) 仙台市指定有形文化財に指定
写真データの提供を希望する場合は、報道機関名、メールアドレス、電話番号をメールにてお知らせください。
(メール)kyo019320@city.sendai.jp
市指定文化財 117件(有形文化財87件、うち建造物19件)
今回の告示による指定を含めた件数です。
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