令和6年5月7日

 

本市の文化芸術の総合拠点となる「音楽ホール」と防災環境都市・仙台ならではの災害文化創造拠点となる「中心部震災メモリアル拠点」の複合施設に関しまして、設計など今後の整備プロセスで必要となる事項を具体化いたしました「（仮称）国際センター駅北地区複合施設基本計画」を策定いたしましたのでお知らせをいたします。

この基本計画は今年1月に中間案を公表いたしまして、2月から3月にかけてパブリックコメントを実施し、今回策定に至ったものでございます。音楽ホールは、オペラやバレエなどの総合舞台芸術等に対応する劇場形式と、クラシック音楽等に対応する、舞台の周りを聴衆の皆さんが取り囲む「サラウンド型」のコンサートホール形式という2つの形式に転換可能な大ホールを計画いたします。また、中心部震災メモリアル拠点では、展示スペースや多様な主体の交流の場となる交流連携スペース、それから被災各地や国内外をつなぐゲートウエイスペースなどを計画しております。

2つの拠点の連携・協働により、この施設の理念である「人・文化・まち」を育む創造性あふれる施設を目指してまいりたいと存じます。今後は、基本計画に基づきまして、設計者の選定に向けた準備を進めてまいります。

 

仙台市長　郡　和子