会社概要
社名:株式会社ステップ
設立:1993年
従業員:152名
本社:仙台市青葉区中央1丁目6番35号 東京建物仙台ビル18階
主な事業内容:システム開発、保守サービス、教育事業
その他:仙台市奨学金返還支援対象企業
「四方よし」な取り組み
独創的な社会的課題解決に向けた取組み
課題
昨今の人口減少や少子化の影響により、IT技術者の不足は深刻な問題であり、全国はもとより宮城県でもその影響は大きく、課題認識があった。
取り組み
技術力だけでなく、社会に求められる人間力を有した人材を育てる。新入社員向けIT技術者育成講座の運営
- 県内の14社が集結し、優秀な人材の確保と育成を目的とした「仙台ITトレーニングセンター」を平成16年に設立。当社がセンターの運営を担っている。宮城県内の中小企業の新入社員を対象に、入社後3カ月にわたりIT技術の基礎知識と社会人としての資質を学ぶ講習を実施している。当センターは、宮城県認定職業訓練団体の認可を受けている。
成果
- 開講して15年。この間、多くの新入社員がIT技術者としてのスタートをきり、現在では多種多様なシステム開発プロジェクトでリーダーとして活躍している。2019年度は仙台市内の企業に就職した約90名のフレッシャーズが受講し、社会人としての第一歩を後押ししている。
- 採用活動において、文系出身の学生に入社後の新入社員研修に「仙台ITトレーニングセンター」がある事を説明することにより、当社はもとよりIT業界を志望する文系出身の学生が増加した。
- 仕事に対する心構えや疑問の解決方法を身に付ける事により、実務に入った時にスムーズにコミュニケーションがとれ、業務を的確に進めることが出来ていると聞く。
「仙台ITトレーニングセンターの様子」
魅力的な職場環境づくりに向けた取組み
課題
システム開発業務は、一人でパソコンを使用している時間が長く、スタンドプレーになりがちである。複数名で一つのプロジェクトを完成させることが多い中、コミュニケーション不足は情報システム業において大きな課題となっていた。
取り組み
社員発案!意欲向上に向けた、リフレッシュコーナーの設置&カフェコーナーの増設&ブレイクタイムの実施
- オフィス内の仙台の景色が見渡せる一箇所にリフレッシュコーナーを設置。その後、社員の発案によりカフェコーナーを増設。カフェコーナーの運用は従業員が「店長」・「副店長」の役割を自発的に行っている。煎れたての美味しい珈琲だけでなく、チョコチーノや抹茶オレ等、コーヒーマシンの追加導入とともに新たなメニューも続々と導入している。また、夏にはふわふわのカキ氷を食べられるように本格かき氷機も整備。
- 15時から30分間のリフレッシュタイムを設定。15時に全社員が集まってラジオ体操を行い、その後ブレイクタイムを設けている。
成果
- これまで、経験が浅い技術者が、他のプロジェクトに就いている経験豊富な技術者と話す機会は限られていたが、決まった時間に集うことで、後輩社員が先輩社員に話しかけやすくなった。
- 社内での会話が増えたことにより、仕事中も部下から上司へ質問しやすくなり、仕事効率の向上に繋がった。
- 職業病ともいえる視力低下防止について、リフレッシュタイム中は持ち場にもどることができないため、眼のリフレッシュにも繋がっている。
その他、社員の声
- 「社長や他の部署の先輩社員と話しができるようになり、業務に対するモチベーションが上がった。」
- 「社外にコーヒーを買うために外出しなくても良くなったので、タイムロスが無くなった。」
- 「今年の夏にインターンシップを実施した際、かき氷を一緒に食べながら和やかな雰囲気で学生と交流ができたので会社の雰囲気を知ってもらえたと思う。」
- 「午後にラジオ体操とブレイクタイムがあると、体を動かすことができ、社員との雑談が息抜きになるので、仕事効率もあがった。」
「リフレッシュタイムの様子」