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更新日:2016年9月20日
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依然として厳しい雇用情勢が続いていることを踏まえまして、このたび、若者に対する就職支援の強化を図ることとしましたので、お知らせいたします。
来春卒業予定の高校生の就職状況は、7月末現在の求人が昨年よりも減少するなど一段と厳しいものとなっています。一方、高校生の場合、せっかく就職しても3年以内に辞めてしまう割合が5割近いとも言われており、早期離職への対応が大きな課題となっております。これらの問題に対応するため、お手元の資料にございますように3つの取り組みを実施いたします。
まず、現役高校生のための支援として、「高校生就職支援事業」並びに「高校新卒者の採用拡大要請」を行います。
「高校生就職支援事業」でございますが、高校生の就職は9月16日以降に内定が解禁されますが、なかなか内定を得られないといった状況が予想されますことから、3年生向けに、模擬面接やキャリアカウンセリング、少人数研修などを行い、内定獲得に向けた支援を行います。また、1・2年生向けには、セミナーなどを開催し、職業観・勤労観の育成を図ります。各学校では進路指導担当の教員や就職支援員などを中心に就職指導を行っているところですが、これを側面から支援するために、専門家を派遣して実施するものでございます。
また、「高校新卒者の採用拡大要請」でございますが、来週9月9日に、教育長、経済局長とともに、仙台商工会議所などの経営者団体を訪問しまして、高校新卒者の採用拡大について要請してまいりたいと考えております。
次に、高校などを卒業し現在求職中の若年者のための支援として、「若年者就業定着支援事業」を実施いたします。
これは若年者が就職するために必要なスキルを取得するための研修を実施し、さらに市内の中小企業の現場で実際に働くことでスキルアップをはかり、就業の実現と定着を目指していくものです。特に観光関連やITの分野を中心に企業マッチングを行う予定でございます。
若年者の就職につきましては、本人の自己実現やキャリア形成はもとより、地域経済を支える貴重な人材の育成・確保という観点からも、市として積極的な支援が必要と考えております。若者が将来に希望を持って、この仙台の街で社会人としての一歩を踏み出せるよう、今後とも、教育委員会とも連携いたしながら、きめ細かな支援に努めてまいりたいと存じます。
平成22年8月31日 仙台市長 奥山 恵美子
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