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We Know SENDAI
ページID:33063
更新日:2020年10月19日
株式会社アクセル・モード
代表取締役社長
戸村 久氏
私自身が車好きということもあり、「人生のアクセル、仕事のアクセルを踏み、次代へ加速しよう」という思いを込め、社名をアクセル・モードにしました。設立は2009年7月です。「ITシステムコンサルティング業」「ITシステム受託開発事業」「ITシステムエンジニアリングサービス事業」「デザイン&プロモーション事業」「ビジネスプロセスアウトソーシング事業」を展開しています。とりわけ、ソフトウェアの開発には注力しており、資本提携している株式会社ブイキューブが運営しているウェブ会議システムのほか、卸売業向け受発注在庫管理システム、災害用音声データ送受信システムなど、多種多様の開発を行い、実績を上げています。また、デザイン&プロモーション事業では、自動車販売ディーラーのダイレクトメールや新聞折り込みチラシの企画立案・デザイン制作を始め、企業の戦略的役割を担うノベルティグッズの企画・制作なども手掛けています。さらに、今夏にはスケジュールアップなどを効率化するデザイン性の高い企業用グループウェアのリリースを行う予定となっています。
仙台支社では主にIT関連の開発業務を行っています。東京で受託した仕事もウェブ会議システムを用いて意志の疎通を図り、スムーズな開発体制を築いています。今夏リリースするグループウェアも仙台で開発したものです。仙台の一番の魅力は人材全体のレベルが高いことですね。大学や専門学校の数が多いだけでなく、学生そのものが活力に満ちています。様々な都市で就活フェスなどを行っていますが、仙台の学生の反応が最も素晴らしかったと記憶しています。真面目で一途なところも魅力ですので、仙台に進出してからは毎年5名ペースで新卒者の採用を行っています。IT分野におけるシステム開発は日進月歩の進化を続けており、5年、10年経つと各社横並びの技術レベルになってしまいます。そのような状況のなかで、当社は技術面よりも、「一人ひとりがものづくりに関わる者としてやり甲斐と責任を持って臨む」という会社そのものの風土が強みであると考えています。就職5年目における定着率も95%を超えていますし、仙台支社は当社の社風を体現する存在になっています。進出を検討した際には、行政から受けられるサポートの内容を確認するため、仙台市の担当者と相談を重ねました。全国区の企業ではないので、「どのようにコミットしていけるか」など不安点もありましたが、丁寧な対応はもちろん、採用に関する助成金やアドバイス、業務上有意義な企業の紹介など、万全ともいえるサポート体制で迎えてくれたことは嬉しかったですね。私が宮城県の隣県である山形県東根市出身ということもあり、仙台進出は当社設立以来の夢だったのですが、2015年7月に実現することができて、夢以上の満足感を覚えています。
仙台に進出したもう1つの大きな理由が東日本大震災でした。当時は設立2年目ということもあり、どうすることもできず忸怩たる思いがありましたが、進出を果たした今は震災復興に寄与したいと強く思っています。また、東京一極化している現状を打破する意味でも、地方創生の一助になれればと考えています。学生も多く、行政側の対応も優しい仙台は新しい事業などへのチャレンジがしやすい土壌だと思います。東京でいえば渋谷をイメージさせる感じですね。学生向けの起業には最適ですし、チャンスがすごくある街だと思います。今後もここ仙台の地が発祥となるイノベーションを創生していきたいと願っています。
(2017年7月取材)
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