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We Know SENDAI
ページID:33877
更新日:2020年12月15日
日本アイ・ビー・エム株式会社
グローバル・テクノロジー・サービス
仙台クライアント・イノベーション・センター
センター長
小玉 寛氏
当社の設立は1937年です。1960年代のオンライン・システムの進展、1970年代の情報化社会の到来、1980年代におけるビジネス・インフラへのITの浸透、1990年代のe-ビジネスによる変革など、時代の変遷と共に企業としての挑戦を続けてきました。近年は、日本国内はもちろん、国や地域を問わずグローバルな体制でITサービスの提供を行っています。なかでも、「ITをどのように活用すれば、お客さまの製品が良くなるか」という考えに立ち、より良いITサービスの提供を心掛けています。また、ハードウェアやソフトウェアも世界中のお客さまに提供し、グローバル企業としてビジネスを展開しています。このグローバルな展開こそが当社の強みになっていると考えています。ITサービスの提案の依頼を受ける場合、A国からの依頼が実は過去にB国で手掛けたものであったりするなど、これまでの実績と知見を生かすことができます。その結果、お客様が必要とする最適なソリューションを提供でき、当社にとっても生産性向上を実現できます。
2016年12月に開設された仙台クライアント・イノベーション・センターではシステム運用サービスを展開しています。お客様のサーバーの稼働に必要不可欠なOSやミドルウェアに不具合が生じないよう業務を遂行しています。例えば近頃ランサムウェアによる被害が話題となりましたが、このようなウイルスなどの感染を防ぐための定期的なセキュリティ対応を実施するほか、サーバーダウンを防ぐため、パフォーマンス、キャパシティの管理を実施し、必要に応じてシステムの拡張作業なども実施しています。また、トラブルが起こらないことがベストですが、ハードウェアが壊れたり、ソフトウェアにバグがあった場合などシステムが作動しなくなった際の障害対応も含め、システムインフラを安定稼働させるための作業全般をサービスとして提供しています。
国内の他の候補地から仙台を選んだのはアクセスの良さが大きな理由です。東京から90分という距離感は何かあった際のサポートや引き継ぎなど直接会って業務をしたいときにも便利です。また、仙台にはITを学んだ人材が多いことも理由の1つです。仙台で学んだ後、首都圏などで働いている人も多いですが、そのような人たちに仙台で働くという選択肢ができることも進出した理由になっています。在籍しているスタッフは、IターンやUターンが予想以上に多く、雇用面で地域貢献できていることも嬉しく感じています。
今後は東北大学などと連携して人材育成にも貢献したいと考えています。仙台クライアント・イノベーション・センターでは今年度中にさらに増員し、最終的にはもっと大規模な体制を目指しています。現在は各人が持つ視覚や聴覚、スキルを基にした業務を展開していますが、当社が持つコグニティブ・コンピューティングなどを生かし、より効率的かつ生産的にサービスを提供していきたいです。その結果、スタッフのスキルアップを図れるなどの相乗効果も期待しています。
仙台のメンバーは優秀なだけでなく、真面目で誠実な人や地元仙台を好きな人が多く、人の温かさやつながり、チームワークの良さを強く感じますね。新たに人を集めてサービスを提供していくには最適の土地柄といえるでしょう。首都圏に比べ通勤ラッシュなども厳しくありませんし、仕事の疲れも少なくなると思います。
(2017年8月取材)
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