ここから本文です。
We Know SENDAI
ページID:40710
更新日:2023年5月9日
株式会社ウジエスーパー
常務取締役
吉田 芳弘 氏
弊社の設立は1980(昭和55)年です。本社を置く登米市佐沼を柱に宮城県での出店に特化し、食品スーパーマーケットの『ウジエスーパー』を展開しています。近年、過疎化が進んでいる県北ではスクラップ&ビルドによる店舗統合を図り、売り場面積の拡大を推進。仙台市近郊への出店も進めています。現在は県内に『ウジエスーパー』31店舗、グループ店の『クリエみうら』を2店舗展開しています。地元オーナーのスーパーマーケットとして「食」に特化。宮城県内の漁港から直送される新鮮な魚介類はもちろん、登米耕土から産まれる米や野菜。宮城、岩手、山形で飼育された牛、豚、鶏など地の利を生かした仕入れに注力し、地元の食文化や祭事、風土、郷土料理をベースに地産地消を推進。すぐに食べられる「惣菜・デリカ」など品揃えを豊富にし、他の大手スーパーとの差別化を図っています。お客さまからは「デリカがおいしい」、「鮮度がいい」、「価格が手ごろ」など好評を獲得。弊社のコンセプトである「食を通して社会貢献」することを目指し、日々精進しています。
弊社の新たな拠点として2018年7月に「物流センター」と「仙台精肉センター」を併設した『ウジエロジスティクスセンター』を仙台に開設しました。仙台に進出した理由の第一は人材の確保です。’17年には利府や南三陸に新規出店を果たしましたが、人材の確保に苦労しました。学生の就職希望業界調査の結果でも、スーパーマーケット業界の人気は低く、人材確保は弊社にとって最大課題のひとつとなっています。『ウジエロジスティクスセンター』は交通アクセスが良いこともあり、採用もスムーズに進行。仙台の副都心に進出したメリットを実感しています。2つ目の理由はマーケットとしての魅力です。スーパーマーケットは食料品を提供しますので胃袋の数が多く、しかも若い胃袋が多い仙台は弊社にとって魅力的なエリアでした。
登米市内で稼働していた精肉工場を全て移管した「仙台精肉センター」では現在約90名が勤務。ウジエスーパー全店舗に供給する精肉のパック商品を平日は約1万6,000パック、週末は3万パックほど製造しています。現在のお客さまは目が肥えており、肉の切り方ひとつで売れ行きが変わります。切り方ひとつまで高いクオリティで精肉商品を仕上げられる「仙台精肉センター」は弊社の心臓部となっています。「物流センター」については株式会社東北丸和ロジスティクスに運営を委託しています。
また、『ウジエロジスティクスセンター』には企業提携型の保育施設や社会福祉法人を併設。地域における子育て支援、障害者支援の観点から「次世代型ロジスティクスセンターのモデル事業」として全国的に注目を集めています。このような施設を弊社が運用できていることも、税制面や雇用面で仙台市からの支援があったこそであり、仙台市には大変感謝しています。申請書類の作成1つにしても丁寧な指導をしてくれますし、一緒に成長していこうという温かい姿勢も嬉しいです。
現在、弊社の年商は約347億円ですが、中期目標としては500億円をターゲットにしています。スーパーマーケットとしての弊社の特徴は多くの企業とタイアップできることです。商品の販路としてスーパーマーケットが候補になっているのであれば、ぜひとも弊社との連携をお考え下さい。「仙台、宮城へ進出しても販路がない」といった声を耳にする機会は少なくありませんが、弊社との親和性のあるカテゴリーであれば、ご協力は惜しみません。ぜひ私たちを取引先のひとつとご一考ください。
仙台、宮城は四季それぞれの季節感にあふれ、生活するには最高の場所だと思います。海、山とも旬の食材に恵まれていますし、教育に関しても高い水準を誇っています。東京、大阪、名古屋などでも仕事をした経験を持つ私が考えるに「住みよさランキング」で日本を代表できる都市が仙台、宮城だと思っています。仙台への進出は本当にお薦めですよ。
(2018年11月1日取材)
株式会社ウジエスーパー
本社の所在地:宮城県登米市迫町佐沼字中江1-7-1
仙台の所在地:宮城県仙台市太白区郡山6-1-21
拠点開設年:2018年
仙台拠点の主な事業内容:畜産食料品の加工製造
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをダウンロードしてください。Adobe Readerのダウンロードページ
お問い合わせ
Copyright©City of Sendai All Rights Reserved.