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更新日:2024年4月5日
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社名:ワタヒョウ株式会社
設立:1939年
従業員:88名
本社:仙台市若林区卸町3-4-2
主な事業内容:卸売業
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う、医療従事者の疲弊及び学生の活躍機会の減少
「『医療従事者応援米』と『アマビエ米』」
「渡邉社長(中央)と米袋のデザインが採用された学生(2名)」
「部門・文化の異なる社員同士の会議の様子」
「事業の垣根を超えたイベントの様子(プロ野球観戦)」
建材や農業資材、燃料、食料などを扱う卸売業「ワタヒョウ」(仙台市若林区)が仙台市の「『四方よし』宣言企業」に登録されたのは2021年2月。オリジナル米袋入り宮城県産ひとめぼれを「医療従事者応援米」として発売。売り上げの一部を、医療従事者支援に充てる取り組みを行っている。
「新型コロナウイルスの感染拡大で医療従事者は疲弊している。コロナ禍により消費減少が進むコメを、少しでも多くの人に食べてもらおうという狙いもあり決断した」。渡辺能宏社長はこう語る。
「より良い会社を目指し、挑戦を続ける渡辺能宏社長」
この「医療従事者応援米」と、疫病退散の願いを込めた「アマビエ米」の米袋は、仙台デザイン専門学校の生徒がデザインしており、消費者から好評だ。コロナ禍で作品発表の機会が減った生徒らに、活躍の場を提供しようという試みでもあった。
「仙台デザイン専門学校の生徒がデザインした米袋」
社長に就いた2016年以降、常に「より良い会社にする」ことを意識する。新入社員には「街づくり」「農材」「食料」「エネルギー」「倉庫」の5事業部の業務を、3カ月間の研修中に経験させるのも、その一環だ。
「それぞれの部は場所も業務内容もばらばらで、社員同士が仲良くなれる機会は少なかった。顔や業務内容を知っていれば、何かあったときに相談しやすくなる。社員同士の関係性もよくなっている」と渡辺社長。
これまで同社は最初に配属された部門で勤務を続け、専門性を高めることを求めていた。渡辺社長は今後、現場と相談しながら、若い社員にはさまざまな部署を経験させる方針。
「新規事業プロジェクトチームによるミーティングの様子」
創業は、初代渡辺兵吉が馬商を始めた1800年ごろにさかのぼる。明治に入り馬の需要が減ると精麦、肥料の販売などに業務を変えながら経営を続け、1939年に6代目兵吉が株式会社にした。
歴史ある会社だが、新しいことにも積極的に取り組んでいる。2019年、総合職として女性を、2020年には中国人男性をいずれも初採用した。
「能力があれば性別や国籍は関係ない。時代に合わせて、『世の中の当たり前』をリードする会社になりたい」と口元を引き締める。
今年は若手社員を中心に、社長を含めた16人でプロジェクトチームをつくった。まずは会社の新ミッション・ビジョンの策定を進めており、今後は新規事業も展開していく考えだ。
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