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更新日:2024年4月5日
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社名:匠ソリューションズ株式会社
設立:2007年
従業員:37名
本社:仙台市青葉区本町1-12-12 GMビルディング2階
主な事業内容:情報通信業、女性向け商品の開発・販売
「生理応援プロジェクト」を立ち上げ、一生ナプキンに困らないための情報・アイデアの発信を開始し、以下の取り組みを行っている。
※生理用品のひとつ。洗うことで繰り返し長く使用できるため、経済的でごみの削減にもつながる。通気性がよく、肌への負担が少ないため、肌にやさしいとも言える。
「無料配布した布ナプキンお試しセット」
「布ナプキンの利用者へのメッセージ」
2021年4月に、100セット限定で、経済的にお困りの方を対象に「布ナプキンお試しセット」を無償配布したところ、2日で予定数に達した。受け取った方からは、「ご支援いただき、ありがとうございました。とても助かりました。」という感謝の声が寄せられた。
働き方改革の一環として、コアタイムを撤廃したスーパーフレックスタイム制度やテレワークを導入し、ライフスタイルに応じた自由な働き方を推奨してきた。しかし、新型コロナウイルス感染症により、更にテレワークが進んだことにより、通勤ストレスから解放された一方、運動不足やコミュニケーション不足が課題となっていた。
テレワークによる生活面での不安を取り除き、オフィスに近い環境を整えられるよう、一時金として5万円、テレワーク手当として5千円/月を支給。また、会社負担の医療保険に加入することで、ケガや病気による入院費用などを支給できるようにし、安心して仕事に打ち込める環境を整えた。
新型コロナウイルスの影響による外出自粛が続いたことなどにより、ストレスや孤立感が溜まっていたことから、ハロウィンなどのイベントに合わせてオンライン飲み会を開催し、補助を支給した。また、コロナ禍では自粛中(2021年6月17日時点)だが、社長お手製の料理や、事務所で調理した炊きたてのご飯が食べられるランチ会を開催するなど、社員が交流できるイベントを積極的に開催している。
「手料理を作る岩本社長」
「岩本社長特製カレー」
「メンタルヘルスセミナーの様子」
「オンラインエクササイズの様子」
「デスクやモニターなどを購入し、自宅にいても出社していた時と変わらない働き方ができた」、「突然の入院だったが、会社からの支給があり、安心してお休みすることができた」という声が社員から上がっている。
以前は交流が少なかった社員同士が、オンラインで気軽に会える機会ができ、社内の交流が広まった。また、社長自らが手料理を振る舞うことで、トップと社員の距離感が縮まり、「お互いの信頼感が高まった」という社員からの声が上がっている。
大きな課題であった、コミュニケーション不足・運動不足を一気に解決し、一人では継続が難しい運動も、社員が社員に教えながら一緒に行うことで、継続できるようになった。また、定期的にメンタルヘルスセミナーを開催することで、日々のセルフケアができるようになったり、いつでも悩みを相談できる場所があるという安心感から、「モチベーションやパフォーマンスが向上した」と感じている社員が増えている。
「『肌にはもちろん、環境にも優しい』と布ナプキンの良さについて話す只野優子店長」
情報通信事業と女性向け商品の開発、販売を手掛ける仙台市青葉区の「匠ソリューションズ」。「面白れぇ事やろうぜ!」を経営理念に、顧客だけでなく、社会や社員に対しても魅力ある企業になろうと取り組みを進め、2021年9月に仙台市の「四方よし」宣言企業に登録された。
取り組みの一つが「生理応援プロジェクト」だ。社内ベンチャーとして女性スタッフで運営している布ナプキン専門店「ジュランジェ」が企画した。「ジュランジェ」はジュエリーとランジェリーを組み合わせた造語だ。
新型コロナウイルス禍で困窮した女性たちが生理用品を購入できない「生理の貧困」が注目されたこともあり、4月には布ナプキンや洗剤をセットにして100世帯に無料配布。2日間で予定数に達し、只野優子店長は「私たちの商品が求められていると実感した」と振り返る。
「ジュランジェ」は、繰り返し使えて肌にも環境にも優しい布ナプキンを広く知ってもらおうと、2007年の匠ソリューションズ創業時に開店した。自身もユーザーだという只野店長は「洗濯の手間はあるが、心地よさは抜群。5年くらい持つのでコスパもいいんですよ」と笑顔で話す。
ネット販売が中心で、サイズは軽い日用から昼用、夜用、さらに量の多い日の夜用など幅広い。天然素材を厳選し、「ブルーな日こそかわいい物を」と花柄を中心にカラフルな商品を多数生み出している。使い捨ての商品もあり「いつものアイテムにプラスして使ってみて」と薦める。
プロジェクトの一環として、自社製品の型紙をネット上で無料公開中だ。古着を裁断して作ることができ「災害時などナプキンが手に入らない時に思い出して」と呼び掛ける。説明も具体的で「吸水、保水に一番優れているのはネル生地」だという。
「テレワーク中もコミュニケーション不足を補うイベントなどを行っている」
一方の情報通信部門も、モノ同士をインターネットにつなげ相互に通信するIoTを活用した新製品の開発など事業の幅を広げており、最近は地元の大学や自治体との産学官連携事業に参画。コロナ禍でテレワークも増えたが、ライフスタイルに応じた自由な働き方で力を発揮してもらおうと、自宅の仕事環境を整えるための一時金と手当を支給するなど、働き手にうれしいサポートを充実させている。
外出自粛のストレス緩和のため、簡単にできるエクササイズやヨガの動画を社員有志が配信しているほか、心理カウンセラーによるメンタルヘルスセミナー、オンライン飲み会なども開いている。また、感染拡大の影響により一時中止していた社内でのランチ会を再開する等、コロナ禍においても社員の交流を絶やさない工夫が、働きやすさを支えている。
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