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更新日:2024年4月5日
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社名:Nozomiプログラミング&Web株式会社
設立:2016年
従業員:6名
本社:仙台市太白区八本松1-7-19-2
主な事業内容:子供向けプログラミングスクール、Webシステム開発
AI化の加速によりITエンジニアが不足。日本では学校や自治体によりICT格差があり、IT教育が遅れている。
プログラマーやSEとして企業の課題解決を中心に16年間携わってきたが、残りの人生を日本の将来に必要不可欠な人づくりができる仕事がしたいと考え、小学生から高度な最先端のITを学べる本格的なプログラミングスクールを設立。従来のプログラミング教室との大きな違いは「答えを教えず日本一失敗させる」こと。子供自身が試行錯誤することにより答えを導くトレーニングを行い、単にプログラミング技術を身に着けるだけではなく論理的思考力や問題解決力などの非認知能力を伸ばすことを重視し指導を行っている。また、身に着けた技術を、世のため人のため、生活を豊かにするために使ってもらうため、人間性やコミュニケーション力の育成にも力を入れており、礼儀作法についても指導を行っている。ITの正しい使い方を理解し、正しく活用できる人材を育成することで将来的には数多くの優秀なIT人財を輩出し、仙台を日本のシリコンバレーにするという目標を掲げている。
全国PCNこどもプログラミングコンテスト2021 優勝、特別賞
宮城県小学生プログラミング大会2020 優秀賞
みやぎプロコン2019、2020 最優秀賞、優秀賞
「プログラミングコンテストで優勝した生徒」
少子高齢化により、労働力人口が減少している中、女性(特に主婦層)の労働参加の拡大が将来的な成長力や活力を維持するため必要となっている。しかしながら、「小さな子供がいるために働けない。」「育児のために休暇を取りづらい。」といった懸念があり、主婦層が就業しづらい、継続して働けないといった課題があった。
主婦が働きやすい職場を作るため、数多くの取り組みを行っている。
(1)シフトは自分で決める
家族を優先しながら自由に働けるよう、シフトは会社ではなく社員自身が決められるようにした。働く日だけでなく、働く時間なども自由に決められる。
「シフト管理表」
(2)遅刻、早退、当日休暇OK
子供が突然具合が悪くなったなどで、遅刻や早退、当日休暇をいつでも取れる仕組みにした。また遅刻や早退をするときにも、LINEなどによる簡易的な連絡のみで可能。
(3)時給は1分単位で
働いてもらう時間を最大限尊重できるよう、時給は1分単位で支給。
(4)テレワークの導入
コロナにより最初の緊急事態宣言が発令された2020年5月からテレワークで働ける仕組みをいち早く整えた。現在でもテレワークを継続中。
(5)子連れワークOK
0歳児の子供でも職場に連れてきて勤務できるようにし、安心して働ける体制にしている。
(6)IT導入により無駄な業務を徹底削除
会計システムや勤怠システムを導入することで、経理・総務などの業務を極力短縮化し生産性を効率化した。
上記の取り組みを行ったことにより、2020年度、正社員パートを含め全職員が残業0時間、退職者ゼロを達成した。また、2020年前期決算の黒字化も達成し、全従業員の時給をアップ。平均時給は1,297円(2022年1月時点)となった。
「プログラミングを通じ、社会で広く活躍できる人材を増やしたい」と話す仲沢浩則代表取締役
小中高校生のためのプログラミング教室を運営する「Nozomiプログラミング&Web」(仙台市太白区)。市内に2教室を開き、タイピングなどの基礎からゲームやホームページの作成といった応用まで、個別指導で一人一人の成長をサポートする。
約190人の生徒の中には大会で優秀な成績を修める子もいて、保護者からの信頼は厚い。インストラクターを含む6人の従業員全てが女性、そのうち4人が主婦で、仕事と家庭を両立できる働き方を取り入れているのが特色の一つ。今年1月、仙台市の「四方よし」宣言企業に登録された。
プログラミング教室では一人一人に合った指導を行う
茨城県出身の仲沢浩則代表取締役は大学時代にプログラミングと出合い、IT企業に就職。15年ほど前に仕事を辞め、ワーキングホリデーを利用してカナダへ。帰国後、仙台に移住した。
40歳を迎えたタイミングで「経験を生かして人材を育成する仕事をしよう」と決意し、2016年に小学生から高度な最先端のITを学べる本格的なプログラミングスクールを設立した。
きっかけとなったのは「金を残すは三流、名を残すは二流、人を残すは一流」というプロ野球東北楽天の元監督、故野村克也氏の言葉だったと振り返る。
教室のモットーは「答えを教えず、日本一失敗させる」。仲沢代表は「試行錯誤しながら答えを見つけられる人は、創造力豊かで論理的思考力がある。プログラミングを身に付ければ、IT企業に限らず社会で活躍できる」と説く。
「仙台は学都と呼ばれるほど学びの場として優れているのに、学んだ若者が首都圏に出て行ってしまう。それは魅力的な企業が少ないから」と危機感を持つ。「一人でも多くの優秀な人材を育成し、仙台を拠点にしたいという企業を呼び込む。そういう形で貢献したい」と仲沢代表。
また、働きやすい職場環境を作るため、社員の業務もITを活用し、省力化している。勤怠管理やデータ集計はタッチパッドを連動させればテレワークで完結。インストラクターのほかに、WEBデザイナーと動画製作者、広報担当の社員がいるが、打ち合わせにビデオ会議アプリ「Zoom」を利用したり、子連れ出社を認めたりして柔軟に対応している。
「家事や育児を効率的にこなす主婦は、生産性が高く論理的思考が優れているので即戦力になる」と仲沢代表。「習い事を選ぶのは、子ども自身というよりはお母さんたち。お母さん目線で広報のヒントももらっています」。
少子高齢化により、労働力人口が減少している中、将来的な成長力や活力を維持するため、主婦層が労働参加しやすい環境を整えながら、仙台を日本のシリコンバレーにするという大きな目標を掲げ、さらなる教室展開を模索している。
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