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更新日:2024年4月5日
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社名:東洋緑化株式会社
設立:1973年
従業員:32名
本社:仙台市青葉区柏木1丁目1番8号 ポラリスビル2階
主な事業内容:造園・緑化、設計・施工、緑地管理、公園指定管理業務
その他:健康経営優良法人認定企業
(1)日本一の街路樹見学ツアー等
普段生活に何気なく溶け込んでいる街路樹について深く知ってもらうため、仙台市内の街路樹を題材に、街路樹の価値やそれを守る造園業会の取り組みを全国に向けて発信するツアーを2015年より実施。仙台市内の定禅寺通りや広瀬通り、西公園通りなどを巡りながら、街路樹の歴史や魅力、維持管理のための技術や環境保全、都市における緑の大切さなどについて社長自らが解説を行っている。このほか、他都市において「杜の都の街路樹管理の取り組み」をテーマに講演を行うなど、全国の街路樹の育成環境の向上にも貢献している。現在は、杜の都の緑を守る次世代を育むため、仙台市内の小中学生向けの企画を検討中。
(2)「緑のカーテン運動」
造園・緑化の事業を通じて「緑の楽園づくり」を目指している企業として、温暖化に対して身近にできることを広めていきたいと考え、自然の力を利用した夏場の省エネルギー対策である「緑のカーテン」を指定管理公園事務所に設置。実際に涼しさを体感してもらうとともに、緑のカーテンから収穫されたゴーヤなどを公園利用者へ配布することで、取り組みの効果や魅力を伝えている。令和4年度は、施設利用者に緑のカーテンの種苗配布や、身近な花・草木を利用した自然の魅力に親しむワークショップなどの実施を予定している。
(1)日本一の街路樹見学ツアー等
2018年に石川県造園建設業協会員22名、2020年には東京都中野区議会議員等5名が街路樹見学ツアーに参加し、好評を得ている。また、2019年に北海道にて「杜の都の街路樹管理の取組み」について講演を行い、街路樹管理の重要性を伝えた。
業界内外へ広く杜の都仙台の街路樹の魅力を発信したことにより、緑の保全の重要性が正しく伝わった。また、造園業界の技術やその継承の重要性が認識され、各地域での街路樹を取り巻く環境活動や都市のみどり環境の向上に繋がっている。
「街路樹見学ツアー」
(2)「緑のカーテン運動」
「難しそうと思っていたけれど、実物を見たら自分でもできそう」、「緑のカーテンにできる植物の種類が知りたい」、「今年も収穫を体験出来て嬉しい」などの声があがるなど公園利用者から高い関心が寄せられており、緑のカーテンを広める運動に貢献している。
「緑のカーテン」
「緑のカーテンの収穫物」
(1)健康意識の向上
「健康経営優良法人」認定証
(2)連絡手段のDX化
現場で働く社員と本社との連絡ツールとして、クラウド型ビジネスチャットツールを導入。毎日現場にいる社員全員が定時連絡を行い、一人一人の状況や翌日の予定、使用資機材の様子なども社員全員がその場で確認できるようにした。
(1)健康意識の向上
社員全員が出席する全体会議で行っている1分間スピーチでは、健康をテーマにあげる社員が多く、社員一人一人の健康に対する意識が向上した。定期的な運動を行ったり、暴飲暴食に気をつけたりと健康に留意した生活習慣を実践する社員が増加している。また、健康診断の再検査受診を促した結果、再検査の受診率が向上した。来年度中の再検査受診率100%を目指している。
(2)連絡手段のDX化
クラウド型ビジネスチャットツールの導入により、既読の有無がわかることに加え、複数人でのやり取りが行えるため、容易に情報共有できるようになった。また、現場に出ている社員と本社との連絡が密になり、社員の労務管理や使用資機材の把握が容易になったことにより、本社担当社員は残業をする必要がなくなり、空いた時間に別の仕事に取り組めるようになった。
簡単な報連相はチャットツールで行うため、顔を合わる際はより重要な事項について話し合う時間をもつことが出来るようになった。
全国各地で街路樹管理をテーマに講演活動を行っている石出慎一郎社長
東洋緑化(仙台市青葉区)は、造園・植栽や建物の緑化、緑地管理などを主な事業とし、公園の指定管理や街路樹の管理も多く手掛ける。
同社は2015年から、仙台市中心部の街路樹の魅力や造園業の技術を伝える見学会を開催している。きっかけは業界の全国組織の会合でたびたび仙台の街路樹を絶賛されたこと。街路樹に詳しい学識者に「日本一」とお墨付きをもらい「日本一の街路樹見学ツアー」と銘打った。
石出慎一郎社長は「仙台だけが特別ではない。官民協働で取り組めば他都市でも緑豊かなまちづくりができると伝えたかった」と話す。ツアーでは定禅寺通や西公園通、広瀬通などを歩きながら街路樹の果たす役割や剪定の方法、管理の工夫などを解説する。参加者の多くは県外の造園関係の団体だが、地元の良さを次世代に伝えようと今年から中学生向けにも企画している。また石出社長は全国各地で街路樹管理をテーマに講演活動も行う。
街路樹見学ツアーでは、定禅寺通や西公園通、広瀬通などを巡る
また、家庭で手軽に取り組める夏の省エネと温暖化対策として「緑のカーテン運動」を推進。指定管理業務を行っている運動施設事務所に、ゴーヤやキュウリなどで緑のカーテンを設置した。近年は施設利用者にも植え付けや収穫を体験してもらい、「思ったより簡単で自宅でもやってみたい」「家が涼しくなり実も食べられるのは一石二鳥」と反応は上々。今後も身近な緑に親しむワークショップを企画する予定だ。
「健康ニュース」を共有、健康への意識高める
毎月テーマを決めて「健康ニュース」を制作し啓蒙活動を行っている
東洋緑化では、社内のDX(デジタルトランスフォーメーション)化にも取り組む。
連絡手段にチャットツールを導入したことで、業務効率や社員同士の意思疎通が大幅に改善した。従来、工事の進捗状況や資材手配などは帰社後に伝えるしかなかったが、伝達をDX化したことで、いつどこにいてもスマホで連絡・調整ができるようになった。スケジュール管理や画像の送信、複数人グループのやり取り、一斉送信なども可能で「特に内勤社員の残業時間が減り効果は絶大」と石出社長。慣れないデジタルツールに最初は尻込みした社員も、1カ月ほどで軽々と使いこなすようになった。
また、「健康診断後の再検査の未受診が多い」「喫煙者が多い」といった長年の課題に向き合うべく、2017年からは「職場健康づくり宣言」に登録。総務部が毎月テーマを決めて「健康ニュース」を制作し啓蒙活動を行った。その結果、健康意識が根付き再検査率はほぼ100%を達成、喫煙率も大幅に低下した。毎月の会議で全員が行う1分間スピーチでも健康の話題が増え、関心の高まりが現れている。2020年からは毎年、経済産業省「健康経営優良法人」の認定を受ける。
石出社長は「DX化による効率アップと健康意識の向上で、社内の雰囲気がぐっと良くなった。生き生き働いてくれている」と笑顔で話した。
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