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更新日:2020年2月7日
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長喜城は、中世の豪族である沖野氏らがこの地に館を築き、“喜びに満ちた不朽の城であるように”との願いを込めて命名した屋敷名が、今日では地名として伝え残されているものと言われています。
長喜城には、「いぐね」に囲まれた数軒の屋敷がまとまって点在しています。いぐねとは、風雪から家屋敷を守るためや、食料や建材、燃料として利用するために敷地を取り囲むように植えられた屋敷林のことです。仙台を中心とした東北地方の太平洋側で広く使われている呼び名で、家を表す「い」と地境の「くね」から屋敷境を表したことが語源だと言われています。
仙台平野の水田地帯に緑の浮島のように見える「いぐね」は、先祖代々から引き継がれた農村での暮らしの知恵であり、また、農村の風土を形づくる独特の風景です。
地下鉄「荒井駅」下車
地下鉄荒井駅2番霞の目営業所行、「十文字」下車
いぐねに、植えられている樹木は建築用材となるケヤキ、クリ、スギ、カシ、ヒバなどです。食料となるようにクルミ、ウメ、イチョウなども混じります。
この情報は、「市民選定員」の方々のご協力により行われた事業の一環としてまとめられたものです。
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